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テクニカルインフォメーション
更新日:2007/06/13

Windows Server 2003 「自動更新」機能による
Service Pack 2 自動ダウンロード開始に関するご注意

 マイクロソフト社では、Windows Server 2003の「自動更新」機能(以下、AU機能と言います)によるService Pack2(以下SP2)の自動ダウンロードを、6月13日(日本時間)から開始致します。

 今回の自動ダウンロードで、SP2が自動的に適用されることはございませんが、システムへの影響を確認する前に不用意に適用してしまう可能性が高くなります。適用にあたっては十分留意戴くとともに、以下の対処をお願い致します。

1.影響範囲とお願い

 Windows Server 2003を使用されている環境において、「AU機能を使用」かつ「SP2未適用」の場合、SP2が自動的にダウンロードされ、以下のようにサーバの使用者/管理者が不用意にSP2を適用してしまう恐れがあります。

    • SP2未対応のシステムにSP2を適用してしまう。
    • SP2に対応しているシステムにおいても、正規でない手順でSP2を適用してしまう。

 これにより、システムによっては、正常に動作しなくなる場合があります。
 つきましては、システムのSP2対応状況やお客様の方針に従って、以下の対処を実施いただきますようお願いします。

2.対処方法

A) 6月12日までにSP2を適用された場合

AU機能による影響はございません。

B) 6月13日以降にSP2を適用予定、あるいはSP2を当面未適用の場合

1) AU機能の設定を確認してください。「コントロールパネル」の「自動更新」にて設定が確認できます。

2)1)の確認において、AU機能の設定が「自動更新を無効にする」以外の設定である場合、以下a),b),c)のいずれかの方法で対処してください。

a)AU機能の設定を「自動更新を無効にする」に変更する。

 「コントロールパネル」の「自動更新」により、設定変更ができます。
 本設定を行うと、SP2の自動ダウンロードはされなくなりますが、他の更新プログラムも自動更新できなくなりますので、ご注意ください。

b) SP2適用を回避し、SP2の「Blocker Toolkit」を適用する。

 「BlockerToolkit」によりSP2の自動ダウンロードを2008年3月13日までブロックします。
 BlockerToolkitは、以下のサイトからダウンロードしてください。

http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsserver/sp2/blockertool.mspx

  このツールは、SP以外の更新プログラムはブロックしないため、セキュリティ上有効ですが、Windows Updateに直接アクセスしたり、Windows Software Update Serviceを使っている場合などは、ブロックしないケースがございますので、ご注意ください。

c)自動ダウンロードされた際に、誤ってSP2を適用しないよう注意する。

 自動ダウンロードされた後、バルーンもしくはセットアップウィザードが表示されますので、キャンセルボタンや×ボタンを押すか、無視するなどして、SP2の適用を回避してください。もし、誤ってSP2を適用してしまった場合は、以下を参照して対処ください。

[誤ってSP2を適用してしまった場合の対処方法]
・Express5800シリーズおよびiStorage NSシリーズ

  • SP2をそのまま運用する場合は、別途「Express5800用差分モジュール」の適用が必要となります。こちらを参照してください。
  • SP2をアンインストールしたい場合は、Windows Server 2003 Service Pack 2 の Readmeのアンインストールを参照してください。

3.関連リンク

− 以上 −