================================================================================ Express5800シリーズ Express5800/LB300a(N8100-801A) Express5800/VC300a用 分散ノードモジュール リリースノート ================================================================================ 日本電気株式会社 2003年07月 【目次】 1.ソフトの紹介 2.対象機種 3.インストール方法 4.注意・制限事項 5.改版履歴 6.添付ファイル 7.商標および著作権 -------------------------------------------------------------------------------- 1. ソフトの紹介 この「Express5800/VC300a用 分散ノードモジュール」は、Express5800/LB300a(N8100- 801A)がExpress5800/VC300aを分散対象とする場合のアップデートモジュールです(以下 「本アップデートモジュール」といいます。) 2. 対象機種 Express5800/VC300a(N8100-876) 3. インストール方法 3-1. ■重要■ 本アップデートをインストールする前に、Express5800/VC300a のステルススキャンに 対応したカーネルアップデートを適用してください。 3-2. インストール方法1 以下の手順で、本アップデートモジュールのインストールを行って下さい。  ここでは例として作業用ディレクトリを/tmpとしますが、ご使用の環境に合わせて 適宜読みかえて下さい。 (1)本アップデートモジュールを/tmpディレクトリにダウンロードします。 (2)suコマンドでroot権限を取得します。 (3)モジュールをアップデートします。 # rpm -Uvh /tmp/lbhost4-3.0.0-3.i386.rpm 設定ファイル"/etc/ha4.d/lbhost4.conf"を編集して運用してていた場合、以下の 警告メッセージが表示されます。 warning: /etc/ha4.d/lbhost4.conf created as /etc/ha4.d/lbhost4.conf.rpmnew 旧設定ファイルが維持され、新設定ファイルが"lbhost4.conf.rpmnew"で作成されま す。VC300aのネットワークインターェース構成に変更がない場合、旧設定ファイルで 動作可能です。ネットワークインターフェースに構成変更がある場合は、以下(4)を 参照して、設定ファイルを編集してください。 (4) "/etc/ha4.d/lbhost4.conf"ファイルにLB300aと通信するVC300aのLANデバイス名を 設定します。LANデバイス名は、ifconfig コマンドで確認できます。 初期設定では"eth0"が設定されていますので、viテキストエディタ等で11行目のLAN デバイス名の部分を編集します。 (例) Express5800/VC300aでALB/AFT機能を使用する場合は、LANデバイス名は"vad"で すので、編集後は以下のようになります。 [/etc/ha4.d/lbhost4.conf] ---------------------------- 1 # 2 # 3 # What UDP port to use for udp communication? 4 # 5 udpport 45002 6 # 7 # 8 # What interfaces to be used to transmit message? 9 # (the option is MUST) 10 # 11 udp vad 12 # 13 # (5)VC300aを再起動します。 # reboot 3-3. インストール方法2 Web Management Console からインストールする方法について記載します。 (1) ダウンロードした本アップデートモジュール(lbhost4-3.0.0-3.i386.rpm)を フロッピーディスクにコピーし、VC300aのFD装置に挿入します。 (2) Management Consoleの「ディスク」をクリックし、ディスク一覧にある[/dev/fd0] の[詳細]ボタンを押してディスク詳細画面を表示します。 (3) [/dev/fd0] の[接続]ボタンを押してFD装置をマウントします。 (4) Management Console の「パッケージ」をクリックし、[手動インストール]ボタン を押します。 (5) 「ローカルディレクトリ指定」のディレクトリに"/mnt/floppy"を指定して[参照] ボタンを押します。 (6) [/mnt/floppy/lbhost4-3.0.0-3.i386.rpm] 横の[追加]ボタンを押します。 (7)「指定されたパッケージは既に存在します。アップデートしますか?」と表示され たら「アップデート」を押してください。 設定ファイル"/etc/ha4.d/lbhost4.conf"を編集して運用していた場合、以下の エラー通知が表示されますが、アップデートは正常に適用されています。 lbhost4-3.0.0-3.i386.rpm のアップデートに失敗しました。 warning: /etc/ha4.d/lbhost4.conf created as /etc/ha4.d/lbhost4.conf.rpmnew 旧設定ファイルが維持され、新設定ファイルが"lbhost4.conf.rpmnew"で作成されま す。VC300aのネットワークインターェース構成に変更がない場合、旧設定ファイルで 動作可能です。ネットワークインターフェースの構成に変更がある場合は、インス トール手順1の(4)を参照して、設定ファイルを編集してください。 (8) [/dev/fd0]の[切断]ボタンを押してからフロッピーディスクを取り出します。 (9) システム再起動を実行します。 4. 注意・制限事項 - 本アップデートモジュールはLB300aに適用できません。LB300a配下のVC300aにインス トールするモジュールです。 - 本アップデートモジュールの動作には、VC300aのステルススキャンに対応したカーネ ルアップデートが必要です。 - 本アップデートモジュールはLB300aとUDPプロトコル45002番ポートで通信を行います ので、パケットフィルタを設定する場合、本ポートでの通信を許可するように設定し てください。 - VC300aの再起動は、LB300aが起動してネットワーク接続可能な状態で行ってください。 上記以外の再起動は、正常に負荷分散できない場合があります。 5.改版履歴 2003.7.24 Ver3.0.0-3 VC300aのネームサーバ(named)を負荷分散した場合、Windowsクライアントの名前解決 要求が失敗する現象に対応しました。 2003.1.31 Ver3.0.0-2 ファイアーウォールの設定方法を変更。 設定したパケットフィルタのエントリの評価順序を最初になるよう変更した。 6.添付ファイル ・lbhost4-3.0.0-3.i386.rpm 7.商標および著作権 本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。 *その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 --------------------------------------------------------------------- Copyright NEC Corporation 2001-2003