================================================================================ Express5800シリーズ Express5800/LB300c(N8100-1018) Express5800/LB300c用 アップデートモジュール Rel 2.0 リリースノート ================================================================================ 日本電気株式会社 2007年8月 【目次】 1.ソフトの紹介 2.対象機種 3.インストール方法 4.添付モジュール情報 5.注意・制限事項 6.改版履歴 7.商標および著作権 -------------------------------------------------------------------------------- 1.ソフトの紹介 この「Express5800/LB300c用 アップデートモジュール Rel 2.0」は、Express5800/LB3 00c(N8100-1018)用のアップデートモジュールです(以下「本アップデートモジュール」 といいます)。本アップデートモジュールには、過去に公開された以下のアップデート モジュールを含みます。 ・Express5800/LB300c用 アップデートモジュール Rel 1.0 ※Rel 1.0アップデートモジュールの適用状態にかかわらず、適用いただけます。 2.対象機種 Express5800/LB300c(N8100-1018) 3.インストール方法 オンラインアップデートを使用して適用する方法と、オンラインアップデートを使用せ ずに適用する方法があります。 3.a オンラインアップデートを使用する方法 (1)Management Console で「パッケージ」をクリックし、[オンラインアップデート] の[アップデートモジュール一覧]ボタンをクリックします。 (2)初めてオンラインアップデートを利用する場合、あるいは公開モジュールの最新 情報を取得する場合には ソフトウェアサポートサービスのサポート契約の認証 情報の入力を行います。 (3)アップデートモジュール一覧から以下のモジュール[適用]ボタンを押します。 「Express5800/LB300c(N8100-1018) アップデートモジュール Rel 2.0」 (4)パッケージの信頼性の確認画面より、アップデートモジュール公開サイトに掲載 されているメッセージダイジェスト文字列と画面に表示されるメッセージダイ ジェスト文字列が一致することを確認してから[OK]ボタンを押します。 (5)アップデートモジュール一覧に「既存のアップデートモジュールは適用済みです。 」のメッセージ表示されたら、Management Console で「システム」をクリックし 、[システム停止/再起動]の[システム再起動]ボタンをクリックします。 ※1 システムの再起動時にアップデートモジュールが適用されるので、必ず再起動を して下さい。 3.b オンラインアップデートを使用しない方法 以下の手順で、本アップデートモジュールのインストールを行ってください。 ここでは例として作業用ディレクトリを/tmpとしますが、ご使用の環境に合わせて  適宜読みかえてください。 【解凍手順】 (1)本アップデートモジュールを本装置の/tmpディレクトリにダウンロードします。 (2)本装置にtelnetします(login名:admin)。 ログイン後、「su -」コマンドでroot権限を取得します。 # su - Password:xxxx ←初期導入FD作成時に、設定した管理者パスワードを入力する。 (3)/tmpディレクトリにて以下のコマンドを実行し、本アップデートモジュールを解凍 します。 # cd /tmp # tar -xvzf N8100-1018_UpdateModule-2.0.tar.gz /tmpディレクトリに以下のファイルが作成されます。 ・N8100-1018_UpdateModule-2.0 ←ディレクトリ ・N8100-1018_UpdateModule-2.0.sh ←インストールスクリプト 【インストール手順】 (1)アップデートモジュールの適用 ※コマンドの実行は、root権限で行って下さい。 コマンドを実行すると本アップデートモジュールに含まれるモジュールがインス トールされます。 /tmpディレクトリにて以下のコマンドを実行します。 # ./N8100-1018_UpdateModule-2.0.sh (2)コマンドを実行してコンソール上に下記のメッセージが表示された場合、 @「N8100-1018_UpdateModule-2.0 Is Not Installed(CD002)」 このメッセージが表示された場合、本アップデートは適用済みですのでアップデー トの必要はありません。 (3)システムの再起動 上記(1)のインストールスクリプトは、負荷分散サービスを停止させインストールを実 行します。負荷分散サービスを開始する為に、システムを再起動させてください。 (4)後処理 /tmpディレクトリにて以下のコマンドを実行し、不要になったファイルを削除します。 # rm -f N8100-1018_UpdateModule-2.0.tar.gz # rm -f N8100-1018_UpdateModule-2.0.sh # rm -rf N8100-1018_UpdateModule-2.0 # rm -rf config_program 4.添付モジュール情報 リリースされるモジュール情報は以下の通りです。 ファイル名 : N8100-1018_UpdateModule-2.0.tar.gz サイズ : 3,077,305byte MD5 : c76b5fe64134aa71fd59b07ce4582969 5. 注意・制限事項 5.a 共通の注意、制限事項 ・本アップデートモジュールのインストール手順は、「3.インストール方法」に 従って行って下さい。それ以外の方法でインストールされた場合の動作は保証 いたしません。 6.改版履歴(改善項目) 6.1 アップデートモジュール Rel1.0 で対策された改善項目    ・分散ノード固定化(クライアントIPアドレス方式)において、クライアントIPアドレス     の範囲指定を行った場合、クライアントIPアドレスの範囲チェックを誤ってしまい、     正しい振り分けが行えない現象が発生しているため、処理を改善しました。 6.2 アップデートモジュール Rel2.0 で対策された改善項目 ・ARPテーブル更新要求処理機能の強化を実施しました。     本強化項目は下記となります。     下記のタイミングでARP情報更新要求を送信します。     (1)コーディネータ      (a)電源ON時。      (b)プロセス起動時。      (c)バックアップコーディネータからの縮退処理実施済み応答を受信時。      (d)バックアップコーディネータへの縮退処理要求送信時。      (e)バックアップコーディネータを認識できなくなった時。     (2)バックアップコーディネータ      (a)フェイルオーバー処理実施時。 ・SNMP Trap を利用した監視通報機能の強化を実施しました。     本強化項目は下記となります。     下記のタイミングでsyslogへメッセージを書き込みます。     (1)LB関連プロセス異常/復帰(コーディネータ/バックアップ)       LB関連プロセス異常:LBtrap(1) : IPLB daemon Process Error       LB関連プロセス復帰:LBtrap(2) : IPLB daemon Process Recover     (2)LB関連ファイル異常/復帰(コーディネータ/バックアップ)       LB関連ファイル異常:LBtrap(3) : IPLB File (%1) Error       LB関連ファイル復帰:LBtrap(4) : IPLB File (%1) Recover       ※上記メッセージの「%1」には対象となるファイル名が表示される     (3)フェイルオーバー発生(バックアップのみ)       フェイルオーバー発生:LBtrap(5) : Fail Over     (4)フェイルバック発生(コーディネータのみ)       フェイルバック発生:LBtrap(6) : Fail Back     (5)分散ノードダウン/復帰(コーディネータのみ)       分散ノードダウン:LBtrap(7) : LBhost Down (Group = %1 , Node = %2)       分散ノード復帰 :LBtrap(8) : LBhost Recover (Group = %1 , Node = %2)       ※上記メッセージの「%1」と「%2」にはそれぞれ下記の情報が表示される        「%1」対象となるグループ名が表示される        「%2」対象となるノード名が表示される     (6)バックアップダウン/復帰(コーディネータのみ)       バックアップダウン:LBtrap(9) : Backup Coordinator Down       バックアップ復帰 :LBtrap(10) : Backup Coordinator Recover     上記のSyslogへ書き出されたメッセージを使って「SNMP trap」を発生させる     方法につきましては、ESMPRO/SAのユーザーズガイド「通報設定機能(Syslog     イベントの設定)」を参照のうえ実施してください。     ESMPRO/SAのユーザーズガイドにも記載されておりますが、下記の項目について     注意願います。      注1) イベントを追加した場合は、通報先が設定されていませんので、        必ず設定してください。      注2) ESMPRO/SAのコマンドを使用してイベントの登録を行う際、日本語        (2バイトコード)の組み合わせによってはエラーとなる場合があります。 ・分散ノードを追加した延長で、ヘルスチェック(URL)の入力を行うときの文字数     制限を拡大しました。 ・コンテンツデリバリ機能用アカウントを個別登録できるようにしました。 ・レンジ指定で作成した分散グループの削除処理を改善しました。 ・分散グループをMulti指定(例:80:12088-12091:12999-13000)で作成した場合の     設定ファイルへの格納処理を改善しました。 ・/etc/hostsファイルが不正になる現象を改善しました。 ・情報採取時にManagement Consoleのセキュリティモードを変更しなくとも ファイルのダウンロードができるように機能改善を実施しました。 ・メール(試行メール/通報メール)関連の処理を改善しました。 ・Management Consoleの画面表示関連の処理を改善しました。 ・Gratuitous ARPの発行処理を改善しました。 ・Management ConsoleよりFQDNの変更ができるようにしました。 7.商標および著作権 本アップデートモジュールに含まれるソフトウェアの著作権は それぞれのソフトウェアの作者が有しています。 なお、日本電気株式会社で変更した部分の著作権は日本電気株式会社が有しています。 -------------------------------------------------------- Copyright NEC Corporation 2007