================================================================================ Express5800シリーズ Express5800/LoadBalancer(N8100-801) アップデートモジュール リリースノート ================================================================================ 日本電気株式会社 2003年10月 【目次】 1.ソフトの紹介 2.対象機種 3.インストール方法 4.注意・制限事項 5.改版履歴 6.添付ファイル 7.商標および著作権 -------------------------------------------------------------------------------- 1.ソフトの紹介 本モジュールは、Express5800/LoadBalancer(N8100-801)の不具合を解消するための アップデートモジュールです。 2.対象機種 Express5800/LoadBalancer(N8100-801) Express5800/LoadBalancer(N8100-801)の負荷分散対象の機器 3.インストール方法 注意事項: Express5800/LoadBalancer(N8100-801)本体と、負荷分散対象の機器(以下、分散ノード) のアップデートは、必ず同時に実施してください。 バックアップコーディネータでは、設定情報のバックアップおよびロードは不要です。 なお、初期導入設定用ディスクが必要になります。 ■Express5800/LoadBalancer(N8100-801)本体のアップデート手順 3-1. 設定情報のバックアップ 3-1-1. Web Management Console(以下、WbMC)のLoadBalancerアイコンを選択します。 3-1-2.「バックアップ」-「設定情報のセーブ」を実行します。 コンテンツデリバリを設定している場合は、手順3-1-3、3-1-4を行ってください。 3-1-3. WbMCのコンテンツデリバリ機能アイコンを選択します。 3-1-4.「設定情報のセーブ」を実行します。 3-2. 既存モジュールのアンインストール コンテンツデリバリ関連を設定している場合は「手順3-2-1」から、設定していない 場合は、「手順3-2-3」から始めてください。 3-2-1. WbMCのコンテンツデリバリ機能アイコンを選択します。 3-2-2. 「FTPアカウント設定」を選択し、ユーザを削除します。 3-2-3. WbMCの「パッケージ」アイコンを選択します。 3-2-4.「インストールされているパッケージの一覧…」ボタンをクリックします。 3-2-5. パッケージ名「iplb4-2.x.x-x」をクリックします。「x.x-x」にはバージョン 番号が表示されます。 3-2-6.「アンインストール」ボタンをクリックします。確認メッセージが出てきます ので「OK」ボタンをクリックします。 以下のように 「cannot remove xxxx - directory not empty」とメッセージが 表示される場合がありますが、モジュールはアンインストールされていますので 問題ありません。 「iplb4-2.x.x-x のアンインストールで、以下のメッセージが発せられました。 cannot remove /var/run/iplb4 - directory not empty cannot remove /var/log/iplb4 - directory not empty cannot remove /usr/lib/iplb4 - directory not empty cannot remove /opt/nec/wbmc/adm/uloadbalancer/status - directory not empty cannot remove /opt/nec/wbmc/adm/uloadbalancer - directory not empty cannot remove /etc/iplb4.d - directory not empty」 3-2-7.パッケージ名「iplb4c-1.x.x-x」をクリックします。「x.x-x」にはバージョン 番号が表示されます。 3-2-8.「アンインストール」ボタンをクリックします。確認メッセージが出てきますの で「OK」ボタンをクリックします。 以下のように 「cannot remove xxxx - directory not empty」とメッセージが 表示される場合がありますが、モジュールはアンインストールされていますので 問題ありません。 「iplb4c-1.x.x-x のアンインストールで、以下のメッセージが発せられました。 cannot remove /var/run/iplb_contents - directory not empty cannot remove /var/log/iplb_contents - directory not empty cannot remove /opt/nec/wbmc/adm/vcontents - directory not empty cannot remove /etc/iplb_contents/cntsroot - directory not empty cannot remove /etc/iplb_contents - directory not empty」 3-3. アップデートモジュールのインストール 3-3-1. WbMCのサービスアイコンを選択し、ファイル転送サービス(ftpd)が起動している ことを確認します。起動していない場合には起動してください。 3-3-2. クライアントマシンからロードバランサにユーザ名:adminでFTPで接続します。 3-3-3. /tmp配下に任意のディレクトリ(ここではupdate)を作成し、以下のアップデート モジュールをアップロードします。FTPではバイナリモードを指定してください。 iplb4-2.1.2-1.i386.rpm iplb4c-1.1.1-2.i386.rpm 3-3-4. WbMCのパッケージのアイコンを選択します。 3-3-5.「■ インストール」のディレクトリに「/tmp/update」と入力し、参照ボタンを クリックします。 3-3-6.「iplb4-2.1.2-1.i386.rpm」横の追加ボタンをクリックします。 3-3-7. インストールの確認メッセージが表示されますので「OK」ボタンをクリック します。 3-3-8.「iplb4c-1.1.1-2.i386.rpm」横の追加ボタンをクリックします。 3-3-9. インストールの確認メッセージが表示されますので「OK」ボタンをクリック します。 3-4. インストールの確認 3-4-1. WbMCのパッケージアイコンを選択します。 3-4-2. インストールされたパッケージの一覧を選択します。 3-4-3.「iplb4-2.1.2-1」「iplb4c-1.1.1-2」がインストールされていることを確認 します。 3-4-4. 再作成した初期導入設定用ディスクをロードバランサマシンに挿入して再起動 します。 コンテンツデリバリを設定する場合は再起動後、手順3-4-5、3-4-6を行ってください。 3-4-5. WbMCのコンテンツデリバリ機能アイコンを選択します。 3-4-6. FTPアカウントを設定します。 3-5. バックアップコーディネータのアップデート 「手順3-2」〜「手順3-4」をバックアップコーディネータで行ってください。 以上でExpress5800/LoadBalancer(N8100-801)本体のアップデートは完了です。 「手順3-1」でセーブした設定情報は、分散ノードのアップデートが全て終了後、 全マシンをネットワークにつないだ状態でロードします。設定情報のロードに ついては「手順3-9」で記載します。 ■分散ノードのアップデート手順 分散ノードのオペレーティングシステム毎にアップデート手順を記載します。 ご利用の環境に合わせてアップデートを行ってください。 なお、コンテンツデリバリ機能を使用しない環境では、コンテンツデリバリ用の モジュールインストールは必要ありません。 3-6. Microsoft Windows NT4.0 、Microsoft Windows 2000 の場合 3-6-1.「スタート」−「設定」−「アプリケーションの追加と削除」を実行し、 「Iplb4」のアンインストールを行います。 3-6-2. コンテンツデリバリモジュールがインストールされている場合は、上記と同様に 「Iplb4_contents」のアンインストールを行います。 3-6-3. マシンの再起動を行います。 3-6-4. 任意のフォルダに、アップデートモジュール(lbhost4.exe,Iplb4_contents,exe) をコピーします。 3-6-5. アップデートモジュール lbhost4.exe を実行し、表示されるメッセージに従って インストールします。 3-6-6.「IPLB4サーバを起動しますか?」で[はい]を選択してIPLB4サーバを起動します。 3-6-7. アップデートモジュール Iplb4_contents.exe を実行し、表示されるメッセージに 従ってインストールします。 3-6-8.「Iplb4_contentsを起動しますか?」で[はい]を選択してIplb4_contentsを起動 します。 3-6-9. NT4.0 の場合は、routeコマンドでルーティングテーブルの変更を行います。 3-7. Linux の場合 ★LoadBalancerモジュールのアップデート 3-7-1. rootユーザでログインして lbhost4 サービスを停止します。 #/etc/rc.d/init.d/lbhost4d stop 3-7-2. アップデートモジュール lbhost4-2.1.1-1.i386.rpm を/tmpにコピーします。 3-7-3. /tmpに移動し、パッケージのアップデートを実行します。 #cd /tmp #rpm -Uvh lbhost4-2.1.1-1.i386.rpm 3-7-4. サービスを起動します。 #/etc/rc.d/init.d/lbhost4d start ★コンテンツデリバリのモジュールアップデート 3-7-5. サービスを停止します。 #/etc/rc.d/init.d/cntslbhostd stop 3-7-6. アップデートモジュール lbhost4c-1.1.1-1.i386.rpm を/tmpにコピーします。 3-7-7. /tmpに移動し、パッケージのアップデートを実行します。 #cd /tmp #rpm -Uvh lbhost4c-1.1.1-1.i386.rpm 3-7-8. サービスを起動します。 #/etc/rc.d/init.d/cntslbhostd start 3-8. SPARC版 Solaris8 の場合 ★LoadBalancerモジュールのアップデート 3-8-1. rootユーザでログインし、サービスを停止します。 #/etc/init.d/lbhost4d stop 3-8-2. pkgrmでパッケージ「lbhost4」のアンインストールを行います。 #pkgrm lbhost4 3-8-3. アップデートモジュール「lbhost4-2.1.0-1.pkg.tar.gz」を/tmpにコピー します。 3-8-4. /tmpに移動し、ファイルを展開します。 #cd /tmp #gzip -d lbhost4-2.1.0-1.pkg.tar.gz #tar -xvf lbhost4-2.1.0-1.pkg.tar 3-8-5. pkgaddコマンドでlbhost4パッケージをインストールします。 #pkgadd -d . 3-8-6. viエディタなどで /etc/ha4.d/lbhost4.conf をオープンし、"udp le0"の行を 負荷分散で使用するインターフェース名称に変更します。 3-8-7. サービスを起動します。 #/etc/init.d/lbhost4d start ★コンテンツデリバリのモジュールアップデート 3-8-8. rootユーザでログインし、サービスを停止します。 #/etc/init.d/cntslbhost stop 3-8-9. pkgrmでパッケージ「cnts-lbh4」のアンインストールを行います。 #pkgrm cnts-lbh4 3-8-10. アップデートモジュール「cnts-lbh4-1.1.0-1.pkg.tar.gz」を/tmpにコピー します。 3-8-11. /tmpに移動し、ファイルを展開します。 #cd /tmp #gzip -d cnts-lbh4-1.1.0-1.pkg.tar.gz #tar -xvf cnts-lbh4-1.1.0-1.pkg.tar 3-8-12. pkgaddコマンドでcnts-lbh4パッケージをインストールします。 #pkgadd -d . 3-8-13. viエディタなどで /etc/iplb_contents/contentslbhost.conf をオープンし、 "udp le0"の行を負荷分散で使用するインターフェース名称に変更します。 3-8-14. サービスを起動します。 #/etc/init.d/cntslbhostd start 3-9. 設定情報のロード 3-9-1. Express5800/LoadBalancer(N8100-801)と分散ノードが起動していることを 確認します。 3-9-2. コーディネータのWbMCでLoadBalancerアイコンを選択します。 3-9-3.「バックアップ」をクリックします。 3-9-4.「設定情報のロード」を選択し、「設定情報セーブデータのパス」に「手順3-1」 で保存した設定情報を指定して「実行」ボタンを押します。 ●コンテンツデリバリの設定情報ロード 3-9-5. コーディネータのWbMCでコンテンツデリバリ機能アイコンを選択します。 3-9-6.「設定情報のロード」をクリックし、ロードするファイルに「手順3-1」で 保存した設定情報を指定して「実行」ボタンを押します。 以上でアップデートは完了です。 4.注意・制限事項 - アップデート適用中は負荷分散サービスが停止します。 - LoadBalancerと分散ノードでは状態監視のため、UDPプロトコル44002番および 44004番での通信が発生します。 - 初期導入設定用フロッピディスクの再作成の際、「設定済みパスワード」には 現在の管理者パスワードを指定してください。 5.改版履歴 2003.10.17 - LoadBalancer二重化構成でRS-232Cによる冗長パスを使用すると、メモリアクセス 違反によりLoadBalancerプロセスが突然停止する現象を改善。 - 旧バージョンのLoadBalancer(N8100-730,N8500-627)が同一ネットワークで動作 している場合、正常に動作しない現象を改善。 - LoadBalancerのiplb4dプロセスがCPU使用率100%になる現象を改善。 - 分散ノードの状態を「停止」->「再開」にすると、フェイルオーバしたとき状態が 「停止」のまま引き継がれる現象を改善。 - モニタ情報の分散ノードステータスが"Active"と"Disable"を交互に繰り返し表示 する現象を改善。 - コンテンツ配信が失敗した場合、モニタ情報の分散ノードステータスが"Unknown" と表示される現象を改善。 - Windows IPLB4サービスでCPU使用率が取得できない現象を改善。 - アプリケーションイベントログにWindows IPLB4サービスが同一のエラーを複数 出力する現象を改善。 - Linux 分散ノードを再起動すると、必要なipchainsの設定がなされていないため 負荷分散できない現象を改善。 6.添付ファイル ・iplb4-2.1.2-1.i386.rpm 2,162,555 byte ・iplb4c-1.1.1-2.i386.rpm 2,678,209 byte ・lbhost4-2.1.1-1.i386.rpm 55,220 byte ・lbhost4c-1.1.1-1.i386.rpm 89,374 byte ・lbhost4.exe 1,895,124 byte ・Iplb4_contents.exe 2,022,661 byte ・lbhost4-2.1.0-1.pkg.tar.gz 33,784 byte ・cnts-lbh4-1.1.0-1.pkg.tar.gz 107,578 byte 7.商標および著作権 本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。 *その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 --------------------------------------------------------------------- Copyright NEC Corporation 2001-2003