================================================================================            Express5800シリーズ Express5800/420Ma U320 SCSIドライバ修正モジュール(再インストール構築環境用) リリースノート ================================================================================ 日本電気株式会社 2003年 5月 【目次】 1.ソフトの紹介 2.対象機種 3.インストール方法 4.使用方法 5.注意・制限事項 6.改版履歴 7.添付ファイル -------------------------------------------------------------------------------- 1.ソフトの紹介 この「U320 SCSIドライバ修正モジュール(再インストール構築環境用)」は、 N8150-161/162/163/171のFWアップデートに伴い、Express5800/420Maで 新FWのディスクを使用するためのUltra320ドライバの修正モジュール を提供します。本モジュールはExpress5800/420Maを再インストールす るための環境(NFSサーバ)に適用し、再インストール時にExpress5800/420Ma に「U320 SCSIドライバ修正モジュール」が適用された状態にするためのも のです。ゆえに、本モジュールを適用した後に再インストールされた Express5800/420Maには「U320 SCSIドライバ修正モジュール」を適用する必要 はありません。 2.対象機種 Express5800/420Ma 3.インストール方法 以下の手順で、ダウンロードした修正モジュールを解凍して、修正版ファイル を作成してください。 Linuxのコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。 tar -zxvf blade_aic79xx.tgz 以下のファイルが作成されますので blade_aic79xx_135.tgz 本ファイルを更に以下のコマンドにて解凍します。 tar -zxvf blade_aic79xx_135.tgz 以下のファイルが作成されます。 aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_up_i686.tar.gz aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_smp_i686.tar.gz aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_bigmem_i686.tar.gz initrd.img initrd.nodm.img ks.cfg ※Windows環境で解凍する場合は、tar,gzip形式のファイルを解凍できるツールを 使用してください。その際、解凍時の改行コード変換(LF -> CR,LF)は行わない ようにしてください。 4.使用方法 [1]再インストール環境を新規に構築される場合または最初から構築しなおす場合 には、以下の手順を実行してください。 製品添付の「Express5800/Linux インストール代行サービス説明書」の以下の部 分を読み替えて、実行してください。 1.ESMPRO/DeploymentManagerを使用した再インストールを行う場合 2.2.1.3 nfs サービスのセットアップ (9) の次に以下の手順を追加 (10) ダウンロードした修正ファイルを以下のディレクトリにコピーしてください ・aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_up_i686.tar.gz aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_smp_i686.tar.gz aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_bigmem_i686.tar.gz 上記3つのファイルは /exports/redhat/blade/nec/Linux/aic79xx ディレクトリ下へコピーしてください。 ・initrd.img initrd.nodm.img 上記2つのファイルは /exports/redhat/blade/nec/Linux/tftpboot/pxelinux/RedHat/blade ディレクトリ下へコピーしてください。 2.2.1.5 再インストール処理 (1) 「Linux 基本サービスセット ソフトウェアCD-ROM」の\nec\Linux\kickstart\ks.cfg をNFSサーバの (/exports/redhat/blade-ks) にコピーする。 ↓ (1) ダウンロードした修正版ファイルの ks.cfg をNFSサーバの ( /exports/redhat/blade-ks) にコピーする。 2.Linuxネットワークサーバを使用した再インストールを行う場合 2.2.2.3 nfs サービスのセットアップ (7) の次に以下の手順を追加 (8) 修正ファイルを以下のコマンドでNFSサーバ上にコピーしてください # cp aic79xx_rh73_*.tar.gz /exports/redhat/blade/nec/Linux/aic79xx # cp initrd*.img /exports/redhat/blade/nec/Linux/tftpboot/pxelinux/RedHat/blade 2.2.2.5 再インストール処理 (6) 以下のようにコマンドを実行し ks.cfg の雛型をCD-ROMからNFSサーバ上にコピー する。 # mkdir -p /exports/redhat/blade-ks/ # cp /mnt/cdrom/nec/Linux/kickstart/ks.cfg /exports/redhat/blade-ks/ks.blade1 # chmod 644 /exports/redhat/blade-ks/ks.blade1 ↓ (6) 以下のようにコマンドを実行し ks.cfg の雛型をNFSサーバ上にコピーする。 # mkdir -p /exports/redhat/blade-ks/ # cp ks.cfg /exports/redhat/blade-ks/ks.blade1 # chmod 644 /exports/redhat/blade-ks/ks.blade1 (注意) お客様の所有されている「Linux 基本サービスセット ソフトウ ェアCD-ROM」のIDが「133-149788-170-D」より古い場合、2番目のコマ ンドの ks.cfgファイルは既に公開済である「再インストール用キック スタート修正モジュール」からダウンロードしたファイルを指定する ようにしてください。IDの新旧は最終のアルファベット(旧:A → Z:新) によって分かるようになっております。 [2]再インストール環境を既に構築済の場合には、以下の手順を実行してください。 1.ESMPRO/DeploymentManagerを使用した環境に適用する場合 (1) ダウンロードした修正ファイルを以下のディレクトリにコピーしてください ・aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_up_i686.tar.gz aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_smp_i686.tar.gz aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_bigmem_i686.tar.gz 上記3つのファイルは、NFSサーバ上の \exports\redhat\blade\nec\Linux\aic79xx ディレクトリ下へコピーしてください。 (注意)NFSサーバ作成時にマニュアルと異なるディレクトリに環境を構築 した場合には、コピー先のディレクトリはお客様が変更したものを指定し てください。 ・initrd.img initrd.nodm.img 上記2つのファイルは、ESMPRO/DeploymentManagerが管理する PXE\Images\pxelinux\RedHat\blade ディレクトリ下へコピーしてください。 (2) ks.cfg ファイルの以下の部分を変更してください。 114行目付近 [変更前] AIC79_TAR_UP=aic79xx-"$UP_KERNEL_VER"_up_i686.tar.gz AIC79_TAR_SMP=aic79xx-"$UP_KERNEL_VER"_smp_i686.tar.gz AIC79_TAR_BIG=aic79xx-"$UP_KERNEL_VER"_bigmem_i686.tar.gz [変更後] AIC79_TAR_UP=aic79xx_rh73_"$UP_KERNEL_VER"_up_i686.tar.gz AIC79_TAR_SMP=aic79xx_rh73_"$UP_KERNEL_VER"_smp_i686.tar.gz AIC79_TAR_BIG=aic79xx_rh73_"$UP_KERNEL_VER"_bigmem_i686.tar.gz (注意) お客様の所有されている「Linux 基本サービスセット ソフトウ ェアCD-ROM」のIDが「133-149788-170-D」より古い場合、ks.cfgファイ ルは既に公開済である「再インストール用キックスタート修正モジュ ール」からダウンロードしたファイルが適用されていることを前提と しています。IDの新旧は最終のアルファベット(旧:A → Z:新)によっ て分かるようになっております。 (重要)本修正モジュールを適用した後、再インストールを実行する際には、 ESMPRO/DeploymentManagerのシナリオの割り当てと実行を行なって 下さい。 詳細は、「Express 5800/Linuxインストール代行サービス説明書」の 「2.2.1.5 再インストール処理」の(3)を参照してください。 2.Linuxネットワークサーバを使用した環境に適用する場合 (1) ダウンロードした修正ファイルを以下のディレクトリにコピーしてください 修正ファイルを以下のコマンドで NFSサーバ上にコピーする。 # cp aic79xx_rh73_*.tar.gz /exports/redhat/blade/nec/Linux/aic79xx 修正ファイルを以下のコマンドで tftpサーバ上にコピーする。 # cp initrd*.img /tftpboot/pxelinux/RedHat/blade (注意)NFSサーバやtftpサーバ作成時にマニュアルと異なるディレクトリに 環境を構築した場合には、コピー先のディレクトリはお客様が変更したも のを指定してください。 (2) ks.blade1 ファイルの以下の部分を変更してください。 114行目付近 [変更前] AIC79_TAR_UP=aic79xx-"$UP_KERNEL_VER"_up_i686.tar.gz AIC79_TAR_SMP=aic79xx-"$UP_KERNEL_VER"_smp_i686.tar.gz AIC79_TAR_BIG=aic79xx-"$UP_KERNEL_VER"_bigmem_i686.tar.gz [変更後] AIC79_TAR_UP=aic79xx_rh73_"$UP_KERNEL_VER"_up_i686.tar.gz AIC79_TAR_SMP=aic79xx_rh73_"$UP_KERNEL_VER"_smp_i686.tar.gz AIC79_TAR_BIG=aic79xx_rh73_"$UP_KERNEL_VER"_bigmem_i686.tar.gz (注意) お客様の所有されている「Linux 基本サービスセット ソフトウ ェアCD-ROM」のIDが「133-149788-170-D」より古い場合、ks.cfgファイ ルは既に公開済である「再インストール用キックスタート修正モジュ ール」からダウンロードしたファイルが適用されていることを前提と しています。IDの新旧は最終のアルファベット(旧:A → Z:新)によっ て分かるようになっております。 (重要)本修正モジュールを適用した後、再インストールを実行する際には、 Express 5800/Linuxインストール代行サービス説明書」の 「2.2.2.5 再インストール処理」を実行してください。 ただし、既にks.cfgは存在するため、手順(6),(7)は実行する必要 はありません。 5.注意・制限事項 なし 6.改版履歴 2003/05/22 Ultra320用のドライバ(aic79xx.o Rev 1.3.5)をNFSサーバにインストールし、有効にする処理を追加 7.添付ファイル blade_aic79xx_135.tgz # tar ztvf blade_aic79xx_135.tgz -r--r--r-- root/root 117662 2003-04-21 09:55:12 ./aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_bigmem_i686.tar.gz -r--r--r-- root/root 117300 2003-04-21 09:55:12 ./aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_smp_i686.tar.gz -r--r--r-- root/root 116262 2003-04-21 09:55:12 ./aic79xx_rh73_2.4.18-18.7.x_up_i686.tar.gz -r--r--r-- root/root 646268 2003-04-23 11:27:44 ./initrd.img -r--r--r-- root/root 666136 2003-04-23 11:28:14 ./initrd.nodm.img -r--r--r-- root/root 7928 2003-04-25 10:05:14 ./ks.cfg 以上