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   ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux Ver3.16(Linux版)
       (UL4008-003)
                Update(ESACLINUX-031-006)
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【ソ フ ト 名】  ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux Ver3.16
                 (UL4008-003)    Update(ESACLINUX-031-006)
【著 作 権 者】  日本電気株式会社
【対 応 機 種】  Express5800/50,100,300,400(BladeServer)シリーズ
【対象ユーザ 】  ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux Ver3.1
                 をお使いになるお客様
【ソフト種別 】  アプリケーション
【作 成 方 法】  自己解凍形式
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【ソフトの紹介】
  ◇TurboLinux Server 日本語版 6.1 / 6.5 / 7
 ◇Red Hat Linux 6.1/6.2J プロフェッショナル改訂版/7.1/7.2/7.3
 ◇Miracle Linux Standard Edition Version1.0/1.1/2.0/2.1
 ◇Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE
  が動作するExpress5800サーバを、外付け無停電電源装置 (UPS)を使用して、
  電源ON/OFF制御運用を自動化するESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプシ
  ョン Ver3.0(Linux版) に 機能修正を行うソフトです。
  なお、ご使用にあたり、以下のソフトウェアのご使用条件を充分にお読みく
  ださい。
  本使用条件にご同意いただけない場合には、本ソフトウェアをダウンロード
  なさらないでください。本ソフトウェアをダウンロードされた場合には、本
  使用条件にご同意いただいたものとします。
【ソフトウェアのご使用条件】
  日本電気株式会社(以下「弊社」といいます。)は、本使用条件とともにご提
  供するソフトウェア・プログラム(以下「許諾プログラム」といいます。)を
  日本国内で使用する権利を、下記条項に基づきお客様に許諾し、お客様も下
  記条項にご同意いただくものとします。お客様が期待される効果を得るため
  の、許諾プログラムの選択、許諾プログラムの導入、使用および使用効果に
  つきましては、お客様の責任とさせていただきます。
1.期間
 (1)本使用条件は、お客様が本ソフトウェア製品を、お受け取りになった日に
    発効します。
 (2)お客様は、1ヶ月以上前に、弊社宛て書面により通知することにより、い
    つにても本使用条件により許諾される許諾プログラムの使用権を終了させ
    ることができます。
 (3)弊社は、お客様が本使用条件のいずれかの条項に違反されたときは、いつ
    にても許諾プログラムの使用権を終了させることができるものとします。
 (4)許諾プログラムの使用権は、本使用条件の規定に基づき終了するまで有効
    に存続します。
 (5)許諾プログラムの使用権が終了した場合には、本使用条件に基づくお客様
    のその他の権利も同時に終了するものとします。お客様は、許諾プログラ
    ムの使用権の終了後直ちに、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、
    ならびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を破
    棄するものとします。
2.使用権
 (1)お客様は、許諾プログラムをお客様がお持ちの
  ◇TurboLinux Server 日本語版 6.1 / 6.5 / 7
 ◇Red Hat Linux 6.1/6.2J プロフェッショナル改訂版/7.1/7.2/7.3
 ◇Miracle Linux Standard Edition Version1.0/1.1/2.0/2.1
 ◇Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE
    を使用している弊社Expressサーバ Express5800/50,100,300,400シリーズ
    においてのみ使用することができます。
 (2)お客様は、前項に定める条件に従い日本国内においてのみ、許諾プログラ
    ムを使用することができます。
3.許諾プログラムの複製、改変および結合
 (1)お客様は、滅失、毀損等に備える目的でのみ許諾プログラムを1部複製す
    ることができます。ただし、許諾プログラムを固定メモリに組み込んだと
    きにはこの限りではありません。この場合、お客様は、許諾プログラムの
    記憶媒体を滅失、毀損に備える目的でのみ保管することができます。
 (2)お客様は、許諾プログラムのすべての複製物に、許諾プログラムに付され
    ている著作権表示およびその他の権利表示を付すものとします。
 (3)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムの使
    用、複製、改変、結合、書籍雑誌やネットワークへの転載またはその他の
    処分を行うことはできません。
 (4)お客様は、いかなる場合であっても許諾プログラムとともに提供されたマ
    ニュアル等の関連資料を複製、書籍雑誌やネットワークへ転載することは
    できません。
 (5)本使用条件は、許諾プログラムに関する無体財産権をお客様に移転するも
    のではありません。
4.許諾プログラムの移転等
 (1)お客様は、下記の全ての条件を満たした場合に限り、本使用条件に基づく
    お客様の権利を譲渡することができます。
  (イ)お客様が本使用条件、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、なら
      びに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を譲渡
      し、これらを一切保持しないこと。  
  (ロ)譲受人が本使用条件に同意していること。
 (2)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムまた
    はその使用権の第三者に対する再使用許諾、譲渡、移転またはその他の処
    分をすることはできません。
5.逆コンパイル等
  お客様は、許諾プログラムをリバース・エンジニア、逆コンパイルまたは逆
  アセンブルすることはできません。
6.保証の期限
 (1)弊社は、許諾プログラムに関していかなる保証も行いません。許諾プログ
    ラムに関し発生する問題はお客様の責任および費用負担をもって処理され
    るものとします。
 (2)前項の規定にかかわらず、弊社が許諾プログラムの誤り(バグ)を修正した
    ときは、弊社は、自己の裁量により、かかる誤りを修正したプログラムも
    しくは修正のためのプログラム(以下、これらのプログラムを「修正プロ
    グラム」といいます。)または、かかる修正に関する情報を弊社が定める
    方法により提供することがあります。お客様に提供された修正プログラム
    は許諾プログラムとみなします。
7.責任の制限
  弊社は、いかなる場合も、お客様の逸失利益、特別な事情から生じた損害(
  損害発生につき弊社が予見し、または予見し得た場合を含みます。)および
  第三者からお客様に対してなされた損害賠償請求に基づく損害について一切
  責任をおいません。
8.その他
 (1)お客様は、いかなる方法によっても許諾プログラムおよびその複製物、な
    らびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を日本
    国から輸出してはなりません。
 (2)本使用条件にかかわる紛争は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所と
    して解決するものとします。
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インストール手順
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  以下の手順で、本ソフトウェアの解凍とインストールを行って下さい。
【解凍手順】
  (1) AC31LX.EXEをハードディスクの適当な場所にダウンロードします。
      (ここでは例としてダウンロード先をC:\ESMACフォルダとします。)
  (2) [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリ
      ックします。
  (3) 名前の欄に"C:\ESMAC\AC31LX.EXE"と半角で入力し、[OK] ボタンをクリ
      ックします。
  (4) 解凍用の画面が表示されます。そのまま[解凍]ボタンをクリックする
      と、以下のファイルが作成されます。

      C:\ESMAC\ESMAC_31LX-UP200211.pdf       アップデート手順書
                                             (pdfファイル)

     C:\ESMAC\linux\esmac_update-3.16-1.0.i386.rpm
                          アップデート用rpmファイル(Linuxモジュール)
     C:\ESMAC\windows\aclinux#1\update.exe
                           アップデート用ファイル(Windowsモジュール)
     C:\ESMAC\windows\aclinux#1\readme.txt
     C:\ESMAC\windows\aclinux#1\server.inf
     C:\ESMAC\windows\aclinux#1\intel\AC_E_UPS.exe
     C:\ESMAC\windows\aclinux#1\intel\amc.cnt
     C:\ESMAC\windows\aclinux#1\intel\amc.exe
     C:\ESMAC\windows\aclinux#1\intel\esmarcgi.exe
     C:\ESMAC\windows\aclinux#2\intel\Acedit.hlp
     C:\ESMAC\windows\aclinux#2\intel\amc.hlp

 解凍されたアップデート手順書は、Acrobat Reader でご覧になれます。
  アップデート手順書にしたがって、UPDATEの適用を行って下さい。
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障害内容
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(1) クラスタ環境でのESMPRO/AutomaticRunningController for Linuxによる
    自動運転で、クラスタ連携を行う設定をしている場合に、自動運転中の
    サービスが停止し、サーバ/UPSの制御ができなくなることがある。

(2) ESMPRO/AC for Linux Client(Windows版モジュール)の、AMC(AC Mana-
    gement Console)において、サーバ/UPSのIPアドレスの指定が正しく行
    えない場合がある問題を修正。

(3) ESMPRO/AC Enterpriseマルチサーバオプション(Windows版)の環境に 
    ESMPRO/AC for Linux Client をインストールし、AC Management Console
    から ESMPRO/AC GUI を起動した場合に、ESMPRO/AC GUI でローカルマシン
    の設定操作が行えなくなる問題を修正。

(4) UPSの台数がサーバの台数より少なく、かつ連動装置が登録されている場
    合、シャットダウン時に連動装置へのSleep要求が正常に行われない問題
    を修正。

(5) 連動装置に複数個のUPSを登録していて、それぞれに ”電源異常回復時に
    リブートする(制御端末からリブートする)”を設定している場合、停電
    発生->電源OFF->復電時に、すべての連動装置電源ONが行わない場合があ
    る問題を修正。

(6) AC Management Console機能において、制御端末にサーバを複数台登録し
    ている構成時に、自動運転が正常に行われない場合がある問題を修正。

(7) 電源系統が異なるUPSから電源供給している制御端末から別の電源系統の
    複数個の連動装置、連動端末を電源管理している構成時に、停電発生->電
    源OFF->復電時に連動サーバが制御サーバに起動されない場合がある問題
    を修正。

(8) 複数の制御端末で運用する環境で、タイミングによりマスタ選出がされな
    い/遅延する事がある問題を修正。

(9) 連動装置をもつ環境で連動装置の電源異常による停電シャットダウンを行
    った場合、復電の際にSNMPの通信異常や電圧レベル変動(ブースト、トリ
    ム)が発生しているとサーバの自動復電ができない場合がある問題を修正。

(10) apache を使用してWebアクセスを行う場合や、クラスタ環境の場合には
    AMC(Web版)の「切断条件の成立」ボタンは、使用不可のため非表示
    に変更した。

(11) AMC(Web版)でのサーバ/UPSに対する操作(OFF要求など)を行った際の
    メッセージを修正した。

    *上記(1)〜(11)までの修正事項は、ESACLINUX-031-005 で
      修正済みです。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.15)


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機能強化内容
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(1) ESMPRO/AC for Linux、CLUSTERPRO for Linux連携機能の強化
  ( 2001/10末公開UPDATEのCLUSTERPRO for Linux Ver1.0 以降との連携によ
     る提供機能 )

  ・CLUSTERPROへの共有ディスクのUPS状態通知
   クラスタシステムにおいて、ESMRPO/AC が 2001/10 以降の CLUSTERPRO 
    for Linux Ver1.0 以降との連携している場合、 CLUSTERPRO はシステム
    起動時に ESMPRO/AC へ共有ディスク( ESMPRO/AC の「連動装置」として
    登録した UPS に相当)の電源状態の問い合せを行います。
    CLUSTERPRO は共有ディスクの電源状態を確認し、 ON 状態になっている
    場合にのみディスクへのアクセスを開始します。

  ・制御端末による、停電復旧後のUPSへの ON 指示(※1設定変更が必要)
   クラスタサーバを ESMPRO/AC の制御端末として登録した環境の場合、停
    電からの復帰時に、クラスタサーバが正常起動した後に共有ディスクの 
    UPS(連動装置)へ復電 ON 指示を出す設定にすることができます。
   この設定にすることで、共有ディスクの UPS (連動装置)への復電後の
    起動が確実に行えるようになります。

    ※1 ESMPRO/AC の AMC の設定で、対象の連動装置を選択し、メニューか
        ら[編集]→[登録情報編集]で「電源装置」の画面が表示されま
        す。ここで、「電源異常回復時にリブートする(制御端末からリブー
        トする)」を選択すると、このような動作になります。


  この機能を上記機能と組み合わせると、停電復旧時の動作は以下のようにな
  り、確実なクラスタシステムの再開が可能になります。
   (1)停電復旧
   (2)クラスタサーバ起動
   (3)共有ディスクが復旧
   (4)クラスタサーバのリブート
   (5)クラスタシステムの完全復旧

(2) 複数台構成共有ディスク指定順序による電源投入機能(※2設定変更が必
    要)
   ESMPRO/AC for Linux で電源管理されるクラスタシステムにおいて、複数
    の共有ディスク( ESMPRO/AC の「連動装置」として登録した UPS に相当
    )を使用しているシステム構成の場合、停電電源断->複電によるシステム
    の電源投入時に、利用者が設定した優先順位( Warm-UP 順位)通りに共
    有ディスク(連動装置)の電源投入が行われる機能。
 
  ※2 ESMPRO/AC の AMC の設定で、対象の連動装置を選択し、メニューか
        ら[編集]→[登録情報編集]で「電源装置」の画面が表示されま
        す。ここで、「Warm-UP順位」の設定変更が可能です。

   《Warm-UP順位》
   先に起動      後に起動
    1    〜    5

(3) 新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Linux 7.1 / 7.2
      Miracle Linux Standard Edition Version1.1 / 2.0
      TurboLinux Server 7

    <従来からのサポート>
      Red Hat Linux 6.1 / 6.2 
      Miracle Linux Standard Edition Version1.0
      TurboLinux Server 6.1 / 6.5

(4) AC Management Console機能環境において、LAN上のリモートマシンから指
    定サーバの電源ONを行うことができるRemote-PowerOnコマンド
    (AC_E_UPS.EXE)をサポート。

(5) WindowsNT4.0において、AMC画面の「SNMPによる情報の採取」ボタン、
   「情報の上書きをSNMPで実行」ボタンが選択できない場合がある問題を修正。

(6) Firewall越えなどの環境での連動端末認識不良時の救済機能の追加。AC 
    Management Console機能において、制御端末と連動端末がFirewallなどで
    分断された環境の場合に、通信の為のパスを個別に設定するなどの作業が
    必要なケースがあるが、これを一部、自動救済する機能を追加する。

    (自動救済可能なケース)
    NAT(Network Address Translation:ネットワークアドレス変換)設定な
    どにより、制御サーバからFirewallを越えた連動サーバには通信が到達で
    きるが、AC Management Consoleで登録した「通信用IPアドレス」では、
    連動サーバから送信したパケットがアドレス変換されてしまい、制御サー
    バに通信が届かないケース。

    (救済方式)
    連動サーバから制御サーバに通信する際に、「通信用IPアドレス」では通
    信が到達していない状況(制御サーバからの「初期化コード」を繰り返し
    受信)では、制御サーバから送信された「初期化コード」の送信元IPアド
    レスを、連動サーバが制御サーバ向けに行う通信の送信先IPアドレスに使
    用する事で、NATなどでのIPアドレスの自動変換ルートに切り替える。

(7) SNMP制御のUPS環境温度異常の検出機能の追加。SNMPにてUPSを制御する場
    合で、対象のUPSのバッテリ温度が予め指定した温度範囲外となる状態が
    一定時間異常継続するとSyslogに記録する。

(8) SNMP統計情報の改善。
    過去に設定したUPSにSNMPアクセスしてしまう事のある問題を修正。
    統計情報の採取間隔を1分固定から分単位で設定変更可能にする機能の追加。

(9) 新製品対応。ESMPRO/AC for Linuxのオプション製品としてリリースした以
    下の製品に対応する機能を追加。

    ESMPRO/ACBlade管理オプションVer3.1(Linux版)

    *上記(1)〜(9)までの機能強化は、ESACLINUX-031-005 で
      提供済みです。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.15)

(10)AC Management Console機能の強化。
   ・AMC起動時は、第1階層の電源制御グループのみをツリー表示するように
     改善。
   ・サーバ/UPSの稼動状態、設定情報をCSV形式のファイルに出力する機能を
     追加。

(11)新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Linux 7.3
      Miracle Linux Standard Edition Version2.1
      Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE

    <従来(ESACLINUX-031-005)までのサポート>
      Red Hat Linux 6.1 / 6.2 / 7.1 / 7.2
      Miracle Linux Standard Edition Version1.0 / 1.1 / 2.0
      TurboLinux Server 6.1 / 6.5 / 7

(12)16文字以上のホスト名を持つシステムでの回避処理。
    従来、サーバのホスト名が16文字以上の場合(ドメイン名は含まない)に
    は、運用不可でした。今回 /etc/hosts に15文字以下のエイリアス名を設
    定すれば、ESMPRO/ACはその15文字以下のエイリアス名をサーバのホスト名
    として扱います。16文字以上のホスト名で運用する場合、制御端末のAC 
    Management Console にサーバを登録する際に、15文字以内のエイリアス名
    を登録してください。


    *上記(1)〜(12)までの機能強化は、ESACLINUX-031-006 で
      提供します。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.16)


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【商標および著作権】
本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。
*Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標または商
 標です。
*TurboLinuxは、TurboLinux,Inc.の商標です。 
*Red Hatは、Red Hat, Inc.の登録商標です。
*その他記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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   Copyright NEC Corporation 2002