◆Express5800/LB300bアップデートモジュール更新履歴
Express5800/LB300b用 分散ノードモジュール
 <<2007.08.1>>
    (1)Windows 版の改善項目

      ・Microsoft提供ライブラリ(pdh.dll)の不具合(メモリリーク、CPU情報取得不可)を
    回避するための処理を追加しました。

    (2)Linux版の改善項目

      ・連続運用(約8ヶ月以上)時にCPU使用率が正常に取得できない問題を改善しました。

Express5800/LB300b用 アップデートモジュール Rel 2.1
 従来アップデートモジュールとして提供してきた改善項目についても、今回提供する
 アップデートモジュールに含まれるため、改善項目の内容を記載する。

  6.1 アップデートモジュール Rel1.0 で対策された改善項目

     ・フェイルオーバ型の二重化構成にて「RS-232C」、または「LANとRS-232C」を使用
       した場合に、サービスがダウンする現象の改善対応。

     ・分散ノードエージェントモジュールを適用しない環境において、コーディネータ側
       がバックアップ側電源断により、認識しなくなった場合に負荷分散サービスが停止
       する現象の改善対応。

     ・Management Console のLoadBalancer 分散クループ情報画面のリフレッシュ時に
       文字化けする現象の改善対応。

  6.2 アップデートモジュール Rel1.1 で対策された改善項目

     ・i-mode HTML固定化によるWebサーバの負荷分散を行った際に、i-mode用コンテン
       ツ内のtag属性がiモード対応HTMLに準拠していない場合に、Kernel Panicが発生
       する現象の改善対応。

     ・Management Consoleからi-mode HTML固定化設定のグループを削除した際に、Ker
       nelよりシステムログにメモリダンプが出力される現象の改善対応。

     ・負荷分散サービスが停止中の場合でもManagement Consoleの「バックアップ」メ
       ニュー「システム詳細情報のセーブ」機能の操作を可能にする改善対応。

     ・通報メールセキュリティ強化に伴い通報メールの形式をソースルーティング送信
       からSMTP送信に変更。

     ・Management Consoleから[通報/監視]メニュー内の設定における通報メール試行
       のテストメール送信をソースルーティング送信からSMTP送信形式に変更。

     ・負荷分散サービスにおいて、分散ノードへの振り分け方法(新規ウェイト値算出
       法による)の改善対応。

     ・負荷分散サービスにおいて、分散ノード[Disable]時のウェイト値設定の不具合
       改善対応。

  6.3 アップデートモジュール Rel1.2 で対策された改善項目

     ・「監視/通報」機能でプロセス異常の監視を設定した場合、システム停止、システム
       再起動のタイミングでプロセス異常を誤って検出する現象を改善しました。

     ・Management Consoleから「システム」→「ネットワーク」→「インタフェース」
       でIPアドレスを変更した場合、ESMPROの通報元IPアドレスが変更前のIPアドレス
       になってしまう不具合の対策を実施しました。

     ・ネットワーク管理エージェント(snmpd)サービスの起動/再起動及び、設定変更
    を行った場合、何時の間にかsnmpdサービスが停止する不具合の対策を実施しました。

     ・Webサーバ固定化(URL方式)においてWebサーバの負荷分散を行った際に、256Bytes
       以上の URLリクエストを受けるとシステムダウンする不具合の対策を実施しま
    した。

  6.4 アップデートモジュール Rel2.0 で対策された改善項目

     ・約8ヶ月以上連続稼動させると、CPU使用率が100%と誤表示される現象を改善
       しました。

     ・Webサーバ固定化(URL方式)でWEBサーバへアクセスすると、画面が途中までし
    か表示されない現象を改善しました。

     ・分散ノード固定化(クライアントIPアドレス方式)を指定してもクライアントIP
    アドレスの範囲指定によっては、指定以外のサーバへ分散される現象を改善しま
    した。

     ・分散ノードを追加した延長で、ヘルスチェック(URL)の入力を行うときの文字数
    制限を拡大しました。

     ・レンジ指定で作成した分散グループの削除処理を改善しました。

     ・分散グループをMulti指定(例:80:12088-12091:12999-13000)で作成した場合の
    設定ファイルへの格納処理を改善しました。

     ・[システム」の「バックアップ」機能において「Samba」を利用した場合、
    「Samba」サーバ側を参照/更新できない場合のエラー処理を改善しました。

     ・Management Consoleから「IPアドレスを変更」或いは、「IPアドレスのエイリアス
    作成」を行うと、/etc/hostsファイルが不正になる現象を改善しました。

     ・フェイルオーバーロジックの強化を実施しました。
    本強化項目としまして、下記に掲載しておりますデフォルト値の変更を実施
    しております。

     従来のLB間ハートビートのデフォルト値及び制限値
      → デフォルト値(10秒 × 2回)、制限値(1 〜 300秒, 1 〜 3回)
     新しいLB間ハートビートのデフォルト値及び制限値
      → デフォルト値(2秒 × 5回)、制限値(1 〜 300秒, 1 〜 10回)

     ・ARPテーブル更新要求処理機能の強化を実施しました。
    本強化項目は下記となります。

    下記のタイミングでARP情報更新要求を送信します。
    (1)コーディネータ
     (a)電源ON時。
     (b)プロセス起動時。
     (c)バックアップコーディネータからの縮退処理実施済み応答を受信時。
     (d)バックアップコーディネータへの縮退処理要求送信時。
     (e)バックアップコーディネータを認識できなくなった時。
    (2)バックアップコーディネータ
     (a)フェイルオーバー処理実施時。

     ・SNMP Trap を利用した監視通報機能の強化を実施しました。
    本強化項目は下記となります。

    下記のタイミングでsyslogへメッセージを書き込みます。
    (1)LB関連プロセス異常/復帰(コーディネータ/バックアップ)
      LB関連プロセス異常:LBtrap(1) : IPLB daemon Process Error
      LB関連プロセス復帰:LBtrap(2) : IPLB daemon Process Recover
    (2)LB関連ファイル異常/復帰(コーディネータ/バックアップ)
      LB関連ファイル異常:LBtrap(3) : IPLB File (%1) Error
      LB関連ファイル復帰:LBtrap(4) : IPLB File (%1) Recover
      ※上記メッセージの「%1」には対象となるファイル名が表示される
    (3)フェイルオーバー発生(バックアップのみ)
      フェイルオーバー発生:LBtrap(5) : Fail Over
    (4)フェイルバック発生(コーディネータのみ)
      フェイルバック発生:LBtrap(6) : Fail Back
    (5)分散ノードダウン/復帰(コーディネータのみ)
      分散ノードダウン:LBtrap(7) : LBhost Down (Group = %1 , Node = %2)
      分散ノード復帰 :LBtrap(8) : LBhost Recover (Group = %1 , Node = %2)
      ※上記メッセージの「%1」と「%2」にはそれぞれ下記の情報が表示される
       「%1」対象となるグループ名が表示される
       「%2」対象となるノード名が表示される
    (6)バックアップダウン/復帰(コーディネータのみ)
      バックアップダウン:LBtrap(9) : Backup Coordinator Down
      バックアップ復帰 :LBtrap(10) : Backup Coordinator Recover

    上記のSyslogへ書き出されたメッセージを使って「SNMP trap」を発生させる
    方法につきましては、ESMPRO/SAのユーザーズガイド「通報設定機能(Syslog 
    イベントの設定)」を参照のうえ実施してください。
    ESMPRO/SAのユーザーズガイドにも記載されておりますが、下記の項目について
    注意願います。
     注1) イベントを追加した場合は、通報先が設定されていませんので、
       必ず設定してください。
     注2) ESMPRO/SAのコマンドを使用してイベントの登録を行う際、日本語
       (2バイトコード)の組み合わせによってはエラーとなる場合があります。

  6.5 アップデートモジュール Rel2.1 で対策された改善項目

     ・情報採取時にManagement Consoleのセキュリティモードを変更しなくとも
       ファイルのダウンロードができるように機能改善を実施しました。

     ・メール(試行メール/通報メール)関連の処理を改善しました。

     ・Management Consoleの画面表示関連の処理を改善しました。

     ・Gratuitous ARPの発行処理を改善しました。

     ・HTTPヘルスチェック利用時の設定値を改善しました。
    タイムアウト値      : 1秒 → 5秒
    分散ノードダウン判定フラグ:オフ → オン
Express5800/LB300b用 アップデートモジュール Rel 1.2
  2004/09/27
     ・「監視/通報」機能でプロセス異常の監視を設定した場合、システム停止、システム
       再起動のタイミングでプロセス異常を誤って検出する現象を改善しました。

     ・Management Consoleから「システム」→「ネットワーク」→「インタフェース」
       でIPアドレスを変更した場合、ESMPROの通報元IPアドレスが変更前のIPアドレス
       になってしまう不具合の対策を実施しました。

     ・ネットワーク管理エージェント(snmpd)サービスの起動/再起動及び、設定変更
    を行った場合、何時の間にかsnmpdサービスが停止する不具合の対策を実施しました。

     ・Webサーバ固定化(URL方式)においてWebサーバの負荷分散を行った際に、256Bytes
       以上の URLリクエストを受けるとシステムダウンする不具合の対策を実施しま
    した。
Express5800/LB300b用 アップデートモジュール Rel 1.1
  2004/02/02
     ・i-mode HTML固定化によるWebサーバの負荷分散を行った際に、i-mode用コンテン
       ツ内のtag属性がiモード対応HTMLに準拠していない場合に、Kernel Panicが発生
       する現象の改善対応。

     ・Management Consoleからi-mode HTML固定化設定のグループを削除した際に、Ker
       nelよりシステムログにメモリダンプが出力される現象の改善対応。

     ・負荷分散サービスが停止中の場合でもManagement Consoleの「バックアップ」メ
       ニュー「システム詳細情報のセーブ」機能の操作を可能にする改善対応。

  2004/03/04
     ・通報メールセキュリティ強化に伴い通報メールの形式をソースルーティング送信
       からSMTP送信に変更。

     ・Management Consoleから[通報/監視]メニュー内の設定における通報メール試行
       のテストメール送信をソースルーティング送信からSMTP送信形式に変更。

     ・負荷分散サービスにおいて、分散ノードへの振り分け方法(新規ウェイト値算出
       法による)の改善対応。

     ・負荷分散サービスにおいて、分散ノード[Disable]時のウェイト値設定の不具合
       改善対応。
Express5800/LB300b用 アップデートモジュール Rel 1.0
  2003/10/03
     ・フェイルオーバ型の二重化構成にて「RS-232C」、または「LANとRS-232C」を使用
       した場合に、サービスがダウンする現象の改善対応。

     ・分散ノードエージェントモジュールを適用しない環境において、コーディネータ側
       がバックアップ側電源断により、認識しなくなった場合に負荷分散サービスが停止
       する現象の改善対応。

     ・Management Console のLoadBalancer 分散クループ情報画面のリフレッシュ時に
       文字化けする現象の改善対応。