◆Express5800/MailServer、Express5800/WebServer「N8500-636/637]アップデートモジュール更新履歴
アップデートモジュールRel2.10
  (1)セキュリティホールに対応

    apache-1.3.27-23
      ・ mod_digest モジュールのダイジェスト認証処理に脆弱性が存在し、不正な認証を
         許可してしまう危険性があります。
      ・ エラーログファイルからターミナルのエスケープシーケンスコードを取り除いていない
         問題が存在するため、エスケープシーケンスコードに対して脆弱なターミナルエミュレータ
         が攻撃を受けてしまう可能性がある問題に対処。
         [CAN-2003-0020]、[CAN-2003-0987]、[CAN-2003-0993]、[CAN-2004-0174]に対応。

    file-3.41-1
      ・ バッファーオーバーフローの問題が存在します。第三者に file コマンド
         を実行したユーザ権限で任意のコマンドを実行される可能性があります。

    fileutils-4.0.33-15
      ・ ls コマンドの問題により、ローカルユーザに、システムをサービス不能状態
         にされる可能性があります。
         [CAN-2003-0853]、[CAN-2003-0854] に対応。

    glibc-2.1.3-37
      ・ Sun RPC に用いられている XDR ライブラリ xdrmem_getbytes 関数に整数
         オーバーフローの脆弱性が存在します。遠隔地の第三者に任意のコードを
         実行される可能性があります。
         [CA-2003-10] に対応。

    gzip-1.3.3-1
      ・ 悪意のあるローカルユーザに任意のファイルを上書きされる可能性があります。
         [CAN-2003-0367] に対応。

    lftp-2.6.11-1
      ・ バッファオーバーフローの脆弱性により、任意のコマンドを実行される可能性
         があります。
         [CAN-2003-0963] に対応。

    logrotate-3.6.9-1
      ・ 特定の環境下でlog のローテーションが行えない可能性があります。

    man-1.5i2-7
      ・ my_xsprintf 関数の戻り値に脆弱性が存在します。悪意ある man ファイルを
         読み込ませることにより、特定のコマンドを実行される可能性があります。
         [CAN-2003-0124] に対応。

    mgetty-1.1.30-3
      ・ バッファオーバーフローの脆弱性により、リモートから DoS 攻撃を受けたり、
         任意のコマンドを実行される可能性があります。
         [CAN-2002-1391]、[CAN-2002-1392] に対応。

    openldap-2.0.27-2
      ・ バッファーオーバーフローの問題があるため、
         root 権限を奪取される可能性があります。
         [CAN-2002-1378]、[CAN-2002-1379] に対応。

    openssh-3.7.1p2-1.1
      ・ 新しい PAM コードに弱点が存在します。この脆弱性を利用され、遠隔地の
         第三者に任意のコマンドを実行される可能性があります。
         [CAN-2003-0682] に対応。

    openssl-0.9.6m-1
      ・ 脆弱性を利用され、遠隔地の第三者に DoS 攻撃を受ける可能性があります。
         [CAN-2004-0079]、[CAN-2004-0081]、[CAN-2004-0112] に対応。

    pam_smb-1.1.7-1
      ・ リモートバッファオーバーフローの脆弱性により、遠隔地の第三者に任意の
         コマンドを実行される可能性があります。
         [CAN-2003-0686] に対応。

    perl-5.00503-9
      ・ クロスサイトスクリプティングの脆弱性により、任意のスクリプトを実行される
         可能性があります。
         [CAN-2003-0615] に対応。

    rsync-2.5.7-1
      ・ ヒープオーバーフローの脆弱性により、遠隔地の第三者に root 権限を奪取される
         可能性があります。
         [CAN-2003-0962] に対応。

    samba-2.2.7a-5.1jaJP
      ・ SMB/CIFS パケットのフラグメントを再構成する処理に、バッファオーバーランを
         起こすコードが存在します。遠隔地の第三者に任意のコマンドを実行される
         可能性があります。
         [CAN-2003-0201] に対応。

    slocate-2.7-6
      ・ ローカルユーザに、slocate グループの権限で、任意のコマンドを実行される
         可能性があります。
         [CAN-2003-0056]、[CAN-2003-0848] に対応。

    tcpdump-3.8.3-2
      ・ 特別に作成された不正な ISAKMP パケットを受信すると不正なメモリ領域を
         読み込んでしまいクラッシュする可能性があり、この脆弱性により遠隔地の
         第三者に任意のコマンドを実行される可能性がある問題に対処。
         [CAN-2004-0183]、[CAN-2004-0184]に対応。

    unzip-5.50-4
      ・ アーカイブ作成者により、ファイルシステム上の任意の位置へファイルを展開
         される可能性があります。
         [CAN-2003-0282] に対応。

    wu-ftpd-2.6.2-4.1
      ・ ログイン可能な ftp ユーザが、権限の無いディレクトリを参照することが出来て
         しまいます。遠隔地の第三者に DoS 攻撃を受けたり、任意のコードを実行される
         可能性があります。
         [CAN-2004-0148]、[CAN-2004-0185] に対応。

    zlib-1.1.4-4
      ・ gzprintf() にフォーマットストリングの脆弱性が存在します。
         第三者が zlib をリンクして動作しているプロセスの権限で任意の
         コマンドを実行できる可能性があります。
         [CAN-2003-0107] に対応。

    ypserv-2.9-3
      ・ DoS 攻撃をされる可能性があります。
         [CAN-2003-0251] に対応。

  (2)問題点対処

    imapd-1.3-5MWSV
      ・ '0x00' で始まる行が存在するメールを受信した際に、再送を
         繰り返してしまう問題に対処。
      ・ STATUSコマンドで、存在しないメールボックス名を指定すると
         Segmentation faultが発生する問題に対処。

    vixie-cron-3.0.1-50
      ・ /etc/crontab に設定されているコマンドを2回実行してしまう場合がある
         問題に対処。

  (3)その他

    caching-nameserver-7.0-5
      ・ b.root-servers.net の IP アドレス変更
アップデートモジュールRel2.9
(1)セキュリティホールに対応

    sendmail-8.11.6-12.1
     ・バッファオーバーフローの脆弱性が、sendmail の ruleset とアドレス解析処理に
       存在します。この脆弱性を利用され、遠隔地の第三者に任意のコマンドを実行される
       可能性があります。
アップデートモジュールRel2.8
(1)セキュリティホールに対応

  sendmail-8.11.6-11.1
    ・ メールアドレス処理部分にバッファオーバーフローの脆弱性があります。
       遠隔地の第三者に root 権限を奪取されたり、DoS攻撃を受ける可能性があります。
アップデートモジュールRel2.7
(1)セキュリティホールに対応

  sendmail-8.11.6-10.1
    ・ ヘッダ情報処理にバッファオーバーフローの脆弱性があります。
       遠隔地の第三者に root 権限を奪取される可能性があります。
アップデートモジュールRel2.6
(1)セキュリティホールに対応

  glibc-2.2.4-11
    ・ buffer overflow の問題が存在し、悪意のあるユーザーにroot権限を奪取される
       可能性があります

  sendmail-8.11.6-9.1
    ・ sendmailのsmrshで行っているコマンド制限を回避することが出来る問題が存在します
    ・ /etc/mail、/var/run 配下のファイルのパーミッションに問題があり、
       悪意のあるローカルユーザーにsendmailサーバーのサービスを停止させられる
       可能性があります

  perl-5.00503-7
    ・ perl の Safe モジュールの reval rdo メソッドに脆弱性を利用し、予期せぬ
       コードを実行される可能性があります
アップデートモジュールRel2.4
(1)セキュリティホールに対応
  mod_ssl-2.8.7-9       OpenSSL/Apache ワーム「Slapper」に対応
アップデートモジュールRel2.3
(1)セキュリティホールに対応
  bind-8.2.6-1            悪意のあるユーザーによるnamedサーバーの権限奪取

(2)ログローテート時にsnmpdが終了してしまう問題を修正
  ucd-snmp-4.2.3-2        setsidを使用し起動するように修正

(3)ftpログイン時の不具合修正
  wu-ftpd-2.6.1-10.3      50個以上の仮想ドメインに対応
                          グループ名がドメイン名より長い場合にログイン不可となる問題に対応
アップデートモジュールRel2.3
(1)セキュリティホールに対応
  bind-8.2.6-1            悪意のあるユーザーによるnamedサーバーの権限奪取

(2)ログローテート時にsnmpdが終了してしまう問題を修正
  ucd-snmp-4.2.3-2        setsidを使用し起動するように修正

(3)ftpログイン時の不具合修正
  wu-ftpd-2.6.1-10.3      50個以上の仮想ドメインに対応
                          グループ名がドメイン名より長い場合にログイン不可となる問題に対応
アップデートモジュールRel2.2
(1)ストールが発生する不具合に対応
  kernel-2.2.15-8NEC
  kernel-pcmcia-cs-2.2.15-8NEC

タイマー割り込み処理時に実行されるタイマーボトムハーフハンドラ内で
処理がループしてしまうことが原因で、ストールが発生します。
アップデートモジュールRel2.1
(1)セキュリティホールに対応
  apache-1.3.23-7       悪意あるリクエストによるDoS(サービス妨害)攻撃を受ける問題
アップデートモジュールRel2.0
(1)セキュリティホールに対応
  zlib-1.1.4-2  buffer overflowによるroot権限奪取
アップデートモジュールRel1.4
(1)セキュリティホールに対応
  at-3.1.8-9.i386.rpm           ローカル・ユーザーによるroot権限奪取
  rsync-2.4.6-3.i386.rpm        ローカル・ユーザーによるroot権限奪取
  apache-1.3.22-2.i386.rpm      アクセスログの改竄
  openldap-2.0.23-1.i386.rpm    オブジェクトの属性を変更されてしまう問題
  ucd-snmp-4.2.3-1.i386.rpm     SNMPのサービス停止
  openssh-2.9p2-7.1.i386.rpm    ローカル・ユーザーによるroot権限奪取
  php-3.0.18-9jaJP.i386.rpm     buffer overflowによるroot権限奪取
                                PHPの設定情報取得
アップデートモジュールRel1.3
(1)セキュリティホールに対応
  glibc-2.1.3-34  悪意のあるユーザーによるアプリケーションの停止
  mail-httpd-1.2-1 ,webmail-1.2-1 ,imapd-1.3-1
                  疑似乱数発生関数の内部状態が露わになってしまう問題(openssl-0.9.6b対応)

(2)機能強化/問題点対処
  ○imapd-1.3-1
    以下の問題に対処しています。
    ・メールに MIME 形式で rfc822 形式のメールが添付されている場合で、添付メールの
      サイズによっては、IMAPのBODYSTRUCTURE の応答が不正になる問題に対処

  ○apache設定ファイル(/etc/httpd/conf/httpd.conf)
    以下の問題に対処しています。
    ・CGIを使用したWeb参照時、「ページが見つからない」というエラーが発生する場合が
      ある問題に対処
アップデートモジュールRel1.2
(1)セキュリティホールに対応
  openssh-2.9p2-6.1     ローカルユーザーによるroot権限奪取
  sendmail-8.11.6-2.1   DoS(サービス妨害)攻撃を受ける問題
  man-1.5i2jaJP-3       heap overflowによるman実行権限の剥奪
  groff-1.17.1-2jaJP    lpdを経由したgroffコマンドの利用
アップデートモジュールRel1,1
(1)セキュリティホールに対応
  wu-ftpd-2.6.1-10.1  ローカルユーザーによるroot権限奪取
  openssh-2.9p2-5.1   悪意なユーザーによる不正アクセス
アップデートモジュールRel1.0
(1)セキュリティホールに対応
  telnet-0.17-16.1    buffer overflowによるroot権限奪取
  sendmail-8.11.6-1   Fix a possible memory access violation when specifying
                      out-of-bounds debug parameters.
  procmail-3.21-1     heap の改悪/妨害等
  openssl-0.9.6b-1    疑似乱数発生関数の内部状態が露わになってしまう問題
  openssh-2.9p2-1     ローカルユーザーによるファイル破壊
  analog-4.16-3       バッファオーバフローの脆弱性
  apache-1.3.19-4     長いパスを使用したシステムの攻撃
  vixie-cron-3.0.1-48 buffer overflow及びcrontabの不正使用によるroot権限奪取
  wu-ftpd-2.6.1-8.1   Format String(書式文字列)攻撃によるroot権限奪取
  xntp3-5.93-10   	リモート・ユーザーによるroot権限奪取
  glibc-2.1.3-33      Format String(書式文字列)攻撃によるroot権限奪取
  gcc-2.95.2.1-16     ローカルユーザーによるシステム破壊
  tcpdump-3.6.2-1     リモートユーザーによるroot権限奪取
  ypbind-3.3-23       Format String(書式文字列)攻撃によるroot権限奪取
  bind-8.2.3-2        リモート・ユーザーによるroot権限奪取
  php-3.0.18_i18n_ja_2-2jaJP symlink攻撃により任意のファイルが破壊可能
  pam-0.72-11         一般ユーザーによるリモートからのシャットダウン
  ed-0.2-16           symlink攻撃により任意のファイルが破壊可能
  kon2-0.3.9a-3       ローカル・ユーザーによるroot権限奪取
  slocate-2.3-1       ローカル・ユーザーによるヒープメモリ上のデータ改変
  tmpwatch-2.6.2-1    ローカル・ユーザーによるサービス不能攻撃及びroot権限奪取
  iputils-20000418-5  ローカル・ユーザーによるroot権限奪取
  ncurses-5.1-1       ローカル・ユーザーによるroot権限奪取
  traceroute-1.4a5-9  ローカル・ユーザーによるroot権限奪取
  pam_ntdom-0.24-1    リモート・ユーザーによるroot権限奪取
  pam_smb-1.1.6-1     リモート・ユーザーによるroot権限奪取

(2)問題点対処
  imapd-1.2-1  
    MIME形式のメールで、rfc822形式の添付ファイルが多重にネストされかつ、ネスト
    されたメールのboudary文字列が全く同一の場合に、無限ループし、ストールする問題