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   ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux Ver3.1b(Linux版)
              (UL4008-003)
                Update(ESACLINUX-031-00B)
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【ソ フ ト 名】  ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux Ver3.1b
                 (UL4008-003)    Update(ESACLINUX-031-00B)
【登  録  名 】  AC31LX.EXE
【著 作 権 者】  日本電気株式会社
【対 応 機 種】  Express5800/50,100,300,400(BladeServer)シリーズ
【対象ユーザ 】  ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux Ver3.1
                 をお使いになるお客様
【ソフト種別 】  アプリケーション
【作 成 方 法】  自己解凍形式
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【ソフトの紹介】
  ◇TurboLinux Server 日本語版 6.1 / 6.5 / 7
  ◇Red Hat Linux 6.1/6.2J プロフェッショナル改訂版/7.1/7.2/7.3
  ◇Miracle Linux Standard Edition Version1.0/1.1/2.0/2.1/3
  ◇Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE
  ◇Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1/3/4
  が動作するExpress5800サーバを、外付け無停電電源装置 (UPS)を使用して、
  電源ON/OFF制御運用を自動化する
    ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux
  に 機能修正を行うソフトです。
  なお、ご使用にあたり、以下のソフトウェアのご使用条件を充分にお読みく
  ださい。
  本使用条件にご同意いただけない場合には、本ソフトウェアをダウンロード
  なさらないでください。本ソフトウェアをダウンロードされた場合には、本
  使用条件にご同意いただいたものとします。
【ソフトウェアのご使用条件】
  日本電気株式会社(以下「弊社」といいます。)は、本使用条件とともにご提
  供するソフトウェア・プログラム(以下「許諾プログラム」といいます。)を
  日本国内で使用する権利を、下記条項に基づきお客様に許諾し、お客様も下
  記条項にご同意いただくものとします。お客様が期待される効果を得るため
  の、許諾プログラムの選択、許諾プログラムの導入、使用および使用効果に
  つきましては、お客様の責任とさせていただきます。
1.期間
 (1)本使用条件は、お客様が本ソフトウェア製品を、お受け取りになった日に
    発効します。
 (2)お客様は、1ヶ月以上前に、弊社宛て書面により通知することにより、い
    つにても本使用条件により許諾される許諾プログラムの使用権を終了させ
    ることができます。
 (3)弊社は、お客様が本使用条件のいずれかの条項に違反されたときは、いつ
    にても許諾プログラムの使用権を終了させることができるものとします。
 (4)許諾プログラムの使用権は、本使用条件の規定に基づき終了するまで有効
    に存続します。
 (5)許諾プログラムの使用権が終了した場合には、本使用条件に基づくお客様
    のその他の権利も同時に終了するものとします。お客様は、許諾プログラ
    ムの使用権の終了後直ちに、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、
    ならびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を破
    棄するものとします。
2.使用権
 (1)お客様は、許諾プログラムをお客様がお持ちの
  ◇TurboLinux Server 日本語版 6.1 / 6.5 / 7
  ◇Red Hat Linux 6.1/6.2J プロフェッショナル改訂版/7.1/7.2/7.3
  ◇Miracle Linux Standard Edition Version1.0/1.1/2.0/2.1/3
  ◇Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE
  ◇Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1/3/4
    を使用している弊社Expressサーバ Express5800/50,100,300,400シリーズ
    においてのみ使用することができます。
 (2)お客様は、前項に定める条件に従い日本国内においてのみ、許諾プログラ
    ムを使用することができます。
3.許諾プログラムの複製、改変および結合
 (1)お客様は、滅失、毀損等に備える目的でのみ許諾プログラムを1部複製す
    ることができます。ただし、許諾プログラムを固定メモリに組み込んだと
    きにはこの限りではありません。この場合、お客様は、許諾プログラムの
    記憶媒体を滅失、毀損に備える目的でのみ保管することができます。
 (2)お客様は、許諾プログラムのすべての複製物に、許諾プログラムに付され
    ている著作権表示およびその他の権利表示を付すものとします。
 (3)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムの使
    用、複製、改変、結合、書籍雑誌やネットワークへの転載またはその他の
    処分を行うことはできません。
 (4)お客様は、いかなる場合であっても許諾プログラムとともに提供されたマ
    ニュアル等の関連資料を複製、書籍雑誌やネットワークへ転載することは
    できません。
 (5)本使用条件は、許諾プログラムに関する無体財産権をお客様に移転するも
    のではありません。
4.許諾プログラムの移転等
 (1)お客様は、下記の全ての条件を満たした場合に限り、本使用条件に基づく
    お客様の権利を譲渡することができます。
  (イ)お客様が本使用条件、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、なら
      びに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を譲渡
      し、これらを一切保持しないこと。  
  (ロ)譲受人が本使用条件に同意していること。
 (2)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムまた
    はその使用権の第三者に対する再使用許諾、譲渡、移転またはその他の処
    分をすることはできません。
5.逆コンパイル等
  お客様は、許諾プログラムをリバース・エンジニア、逆コンパイルまたは逆
  アセンブルすることはできません。
6.保証の期限
 (1)弊社は、許諾プログラムに関していかなる保証も行いません。許諾プログ
    ラムに関し発生する問題はお客様の責任および費用負担をもって処理され
    るものとします。
 (2)前項の規定にかかわらず、弊社が許諾プログラムの誤り(バグ)を修正した
    ときは、弊社は、自己の裁量により、かかる誤りを修正したプログラムも
    しくは修正のためのプログラム(以下、これらのプログラムを「修正プロ
    グラム」といいます。)または、かかる修正に関する情報を弊社が定める
    方法により提供することがあります。お客様に提供された修正プログラム
    は許諾プログラムとみなします。
7.責任の制限
  弊社は、いかなる場合も、お客様の逸失利益、特別な事情から生じた損害(
  損害発生につき弊社が予見し、または予見し得た場合を含みます。)および
  第三者からお客様に対してなされた損害賠償請求に基づく損害について一切
  責任をおいません。
8.その他
 (1)お客様は、いかなる方法によっても許諾プログラムおよびその複製物、な
    らびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を日本
    国から輸出してはなりません。
 (2)本使用条件にかかわる紛争は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所と
    して解決するものとします。
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Updateの対象となるバージョン
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  本ソフトウェアによって機能修正が必要なバージョンは以下のとおりです。
  ご確認の上、適用ください。

【Linuxモジュール】
  ESMPRO/AC for Linux をインストールしたサーバにて、rpm コマンドを実行
  してバージョンを確認します。

    rpm -q esmac
    rpm -q esmac_update
    
    <rpm コマンドの実行結果の例1>
    package esmac is not installed
    package esmac_update is not installed
      (上記結果はインストールされていないことを示します。)

    <rpm コマンドの実行結果の例2 >
    esmac-3.1-1.0                   → Ver3.10
    esmac_update-3.1a-1.0           → Ver3.1a
      (上記結果は、それぞれのバージョンがインストールされていることを
        示します。)

  上記コマンドの実行結果により、3.1b 未満のバージョンがインストールされ
  ている場合に Update が必要です。

【Windowsモジュール】
  ESMPRO/AC for Linuxの「マルチサーバ構成データ編集」をインストールした
  マシンにログオンし、以下の手順で、バージョンを確認してください。

  (1) ダウンロードファイル「AC31LX.EXE」を解凍すると、「GetAcVer.exe」
      が作成されます。
      「GetAcVer.exe」をアップデート対象サーバの適当なフォルダにコピー
      してください。
      (ここでは例として、 C:\TEMP\ESMAC とします)
  (2) コマンドプロンプトを開き、C:\TEMP\ESMAC のフォルダに移動します。
        例:cd c:\temp\esmac
  (3) プロンプト上で、"getacver"と入力後、[ENTER]キーを押し、
      インストール済み製品のバージョンを確認します。
      AC for Linux およびACA の「マルチサーバ構成データ編集」のバージョ
      ンが「3.1b」未満の場合はアップデートを行ってください。
      ※getacverにて表示されるバージョン情報にアルファベットが含まれる
        場合、アルファベットが大文字で表示されますが、大文字は小文字に
        読み替えてください。
        例:C:\temp\esmac>getacver
      ======================================================
      [製品名]:ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux[CL] | 
      ESMPRO/AC Advance(Linux版)[CL]
      [バージョン]:3.1A
      [インストールパス]:C:\Program Files\ESMACE
      ======================================================
      ※ 上記の例の場合、AC for Linux およびACA の「マルチサーバ構成
         データ編集」(Ver.3.1a)がインストールされています。

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インストール手順
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  以下の手順で、本ソフトウェアの解凍とインストールを行って下さい。
【解凍手順】
  (1) AC31LX.EXEをハードディスクの適当な場所にダウンロードします。
      (ここでは例としてダウンロード先をC:\ESMACフォルダとします。)
  (2) [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリ
      ックします。
  (3) 名前の欄に"C:\ESMAC\AC31LX.EXE"と半角で入力し、[OK] ボタンをクリ
      ックします。
  (4) 解凍用の画面が表示されます。そのまま[解凍]ボタンをクリックする
      と、以下のファイルが作成されます。

      C:\ESMAC\ESMAC_31LX-UP200602.pdf       アップデート手順書
                                             (pdfファイル)

      C:\ESMAC\GetAcVer.exe            マルチサーバ構成データ編集
                                                 バージョン確認ツール

      C:\ESMAC\linux\esmac_update-3.1b-1.0.i386.rpm
                          アップデート用rpmファイル(Linuxモジュール)

      C:\ESMAC\windows\ フォルダ配下
                           アップデート用ファイル(Windowsモジュール)

  解凍されたアップデート手順書は、Acrobat Reader でご覧になれます。
  アップデート手順書にしたがって、UPDATEの適用を行って下さい。
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障害内容
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(1) クラスタ環境でのESMPRO/AutomaticRunningController for Linuxによる
    自動運転で、クラスタ連携を行う設定をしている場合に、自動運転中の
    サービスが停止し、サーバ/UPSの制御ができなくなることがある。

(2) ESMPRO/AC for Linux Client(Windows版モジュール)の、AMC(AC Mana-
    gement Console)において、サーバ/UPSのIPアドレスの指定が正しく行
    えない場合がある問題を修正。

(3) ESMPRO/AC Enterpriseマルチサーバオプション(Windows版)の環境に 
    ESMPRO/AC for Linux Client をインストールし、AC Management Console
    から ESMPRO/AC GUI を起動した場合に、ESMPRO/AC GUI でローカルマシン
    の設定操作が行えなくなる問題を修正。

(4) UPSの台数がサーバの台数より少なく、かつ連動装置が登録されている場
    合、シャットダウン時に連動装置へのSleep要求が正常に行われない問題
    を修正。

(5) 連動装置に複数個のUPSを登録していて、それぞれに ”電源異常回復時に
    リブートする(制御端末からリブートする)”を設定している場合、停電
    発生->電源OFF->復電時に、すべての連動装置電源ONが行わない場合があ
    る問題を修正。

(6) AC Management Console機能において、制御端末にサーバを複数台登録し
    ている構成時に、自動運転が正常に行われない場合がある問題を修正。

(7) 電源系統が異なるUPSから電源供給している制御端末から別の電源系統の
    複数個の連動装置、連動端末を電源管理している構成時に、停電発生->電
    源OFF->復電時に連動サーバが制御サーバに起動されない場合がある問題
    を修正。

(8) 複数の制御端末で運用する環境で、タイミングによりマスタ選出がされな
    い/遅延する事がある問題を修正。

(9) 連動装置をもつ環境で連動装置の電源異常による停電シャットダウンを行
    った場合、復電の際にSNMPの通信異常や電圧レベル変動(ブースト、トリ
    ム)が発生しているとサーバの自動復電ができない場合がある問題を修正。

(10) apache を使用してWebアクセスを行う場合や、クラスタ環境の場合には
    AMC(Web版)の「切断条件の成立」ボタンは、使用不可のため非表示
    に変更した。

(11) AMC(Web版)でのサーバ/UPSに対する操作(OFF要求など)を行った際の
    メッセージを修正した。

    *上記(1)〜(11)までの修正事項は、ESACLINUX-031-005 で
      修正済みです。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.15)

(12)マルチサーバ構成データ編集(AC Management Console)の機能修正。
    ・電源装置のダイアログにおいて、各パラメータのデフォルト値、設定範囲
      の見直し

(13)AMC(Web版)の機能改善
    ・ESMPRO/ACサービス停止時にアラートメッセージ表示
    ・起動ジョブの登録画面
    ・ネットワーク情報(MACアドレス、IPアドレス、ネットマスク)表示

(14)ESMRPO/ACサービスの機能改善
    ・ESMPRO/ACによるシャットダウン処理において、内部処理のリトライの
     強化により、安定動作の向上を図った。

(15)ESMPRO/ServerAgentの通報機能に対応するための通報テーブルのフォーマット
    に一部問題があり、正常にイベント通報ができなくなる場合があるのを修正。

    *上記(1)〜(15)までの修正事項は、ESACLINUX-031-007 で
      修正済みです。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.17)

(16)ESMPRO/ACBlade管理オプションをインストールした環境において、Web機能を
    利用してサーバ情報の更新を行うと、必要な情報の一部を削除する問題を修正。

    *上記(1)〜(16)までの修正事項は、ESACLINUX-031-008 で
      修正済みです。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.18)

(17)AC Management Console機能により、制御端末と連動端末を別の電源(UPS)を使用している
    構成において、連動端末側が連動装置に2台以上のUPSを登録している場合、連動装置側UPS
    の電源異常発生によるシャットダウン時に連動装置側UPSに異なった電源OFF停止処理を実施
    する場合がある問題を修正。

(18)ESMPRO/AC GUIにて連動端末の自動運転設定を行う再の、監視要因の設定画面において、投入
    要因の画面だけで切断要因の画面を開かないで閉じると、切断要因がなくなる場合がある問題
    を修正。

(19)ESMPRO/AC GUIにて次のようなスケジュールが登録されたシステムに、
 (ACスケジュール)
    04年12月30日 運用休止
    通常         10:00から18:00まで

  後から、下記スケジュールを追加登録した場合に、
    04年12月27日 10:00から
    04年12月28日 02:00まで
  04年12月28日 10:00〜18:00のスケジュールを有効にする様修正。
  
  また、このようなスケジュールが登録された場合に、04年12月28日 10:00〜18:00
  を無効にする場合は、
    04年12月28日  運用休止
  を登録してください。

(20)多くのサーバ台数を制御する構成の場合に、ESMPRO/ACサービスの起動処理にてシステムが高負
    荷になる問題を軽減。


    *上記(1)〜(20)までの修正事項は、ESACLINUX-031-00A で
      修正済みです。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.1a)

(21)CLUSTERPRO Ver2.1 以下の環境において、ESMPRO/ACサービス停止時に、クラスタ
    マネージャからクラスタシャットダウン操作を行うと、エラー表示され、シャット
    ダウン操作の継続が行えなくなる問題の修正。

(22)AC Management Consoleの「電源装置」ダイアログで「情報の上書きをSNMPで実行」
    を行った際に「電源異常検出感度」が設定できない問題の修正。

(23)クラスタサーバを制御端末にする構成の場合に、片系でLAN異常が発生した状態で
    停電が発生すると、共有ディスクのUPSの停止処理が行えない場合がある問題の修正。

(24)UPSの許容電圧の下限値を「92」に変更後、システムの再起動を行うと、許容電圧の
    下限値が、「85」に変わってしまう問題の修正。

(25)AC Management Console 起動時に、アプリケーションエラーが発生する場合がある
    問題を修正。

    *上記(1)〜(25)までの修正事項は、ESACLINUX-031-00B で
      修正済みです。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.1b)




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機能強化内容
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(1) ESMPRO/AC for Linux、CLUSTERPRO for Linux連携機能の強化
  ( 2001/10末公開UPDATEのCLUSTERPRO for Linux Ver1.0 以降との連携によ
     る提供機能 )

  ・CLUSTERPROへの共有ディスクのUPS状態通知
    クラスタシステムにおいて、ESMRPO/AC が 2001/10 以降の CLUSTERPRO 
    for Linux Ver1.0 以降との連携している場合、 CLUSTERPRO はシステム
    起動時に ESMPRO/AC へ共有ディスク( ESMPRO/AC の「連動装置」として
    登録した UPS に相当)の電源状態の問い合せを行います。
    CLUSTERPRO は共有ディスクの電源状態を確認し、 ON 状態になっている
    場合にのみディスクへのアクセスを開始します。

  ・制御端末による、停電復旧後のUPSへの ON 指示(※1設定変更が必要)
    クラスタサーバを ESMPRO/AC の制御端末として登録した環境の場合、停
    電からの復帰時に、クラスタサーバが正常起動した後に共有ディスクの 
    UPS(連動装置)へ復電 ON 指示を出す設定にすることができます。
    この設定にすることで、共有ディスクの UPS (連動装置)への復電後の
    起動が確実に行えるようになります。

    ※1 ESMPRO/AC の AMC の設定で、対象の連動装置を選択し、メニューか
        ら[編集]→[登録情報編集]で「電源装置」の画面が表示されま
        す。ここで、「電源異常回復時にリブートする(制御端末からリブー
        トする)」を選択すると、このような動作になります。


  この機能を上記機能と組み合わせると、停電復旧時の動作は以下のようにな
  り、確実なクラスタシステムの再開が可能になります。
    (1)停電復旧
    (2)クラスタサーバ起動
    (3)共有ディスクが復旧
    (4)クラスタサーバのリブート
    (5)クラスタシステムの完全復旧

(2) 複数台構成共有ディスク指定順序による電源投入機能(※2設定変更が必
    要)
    ESMPRO/AC for Linux で電源管理されるクラスタシステムにおいて、複数
    の共有ディスク( ESMPRO/AC の「連動装置」として登録した UPS に相当
    )を使用しているシステム構成の場合、停電電源断->複電によるシステム
    の電源投入時に、利用者が設定した優先順位( Warm-UP 順位)通りに共
    有ディスク(連動装置)の電源投入が行われる機能。
  
    ※2 ESMPRO/AC の AMC の設定で、対象の連動装置を選択し、メニューか
        ら[編集]→[登録情報編集]で「電源装置」の画面が表示されま
        す。ここで、「Warm-UP順位」の設定変更が可能です。

    《Warm-UP順位》
    先に起動      後に起動
     1    〜    5

(3) 新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Linux 7.1 / 7.2
      Miracle Linux Standard Edition Version1.1 / 2.0
      TurboLinux Server 7

    <従来からのサポート>
      Red Hat Linux 6.1 / 6.2 
      Miracle Linux Standard Edition Version1.0
      TurboLinux Server 6.1 / 6.5

(4) AC Management Console機能環境において、LAN上のリモートマシンから指
    定サーバの電源ONを行うことができるRemote-PowerOnコマンド
    (AC_E_UPS.EXE)をサポート。

(5) WindowsNT4.0において、AMC画面の「SNMPによる情報の採取」ボタン、
   「情報の上書きをSNMPで実行」ボタンが選択できない場合がある問題を修正。

(6) Firewall越えなどの環境での連動端末認識不良時の救済機能の追加。AC 
    Management Console機能において、制御端末と連動端末がFirewallなどで
    分断された環境の場合に、通信の為のパスを個別に設定するなどの作業が
    必要なケースがあるが、これを一部、自動救済する機能を追加する。

    (自動救済可能なケース)
    NAT(Network Address Translation:ネットワークアドレス変換)設定な
    どにより、制御サーバからFirewallを越えた連動サーバには通信が到達で
    きるが、AC Management Consoleで登録した「通信用IPアドレス」では、
    連動サーバから送信したパケットがアドレス変換されてしまい、制御サー
    バに通信が届かないケース。

    (救済方式)
    連動サーバから制御サーバに通信する際に、「通信用IPアドレス」では通
    信が到達していない状況(制御サーバからの「初期化コード」を繰り返し
    受信)では、制御サーバから送信された「初期化コード」の送信元IPアド
    レスを、連動サーバが制御サーバ向けに行う通信の送信先IPアドレスに使
    用する事で、NATなどでのIPアドレスの自動変換ルートに切り替える。

(7) SNMP制御のUPS環境温度異常の検出機能の追加。SNMPにてUPSを制御する場
    合で、対象のUPSのバッテリ温度が予め指定した温度範囲外となる状態が
    一定時間異常継続するとSyslogに記録する。

(8) SNMP統計情報の改善。
    過去に設定したUPSにSNMPアクセスしてしまう事のある問題を修正。
    統計情報の採取間隔を1分固定から分単位で設定変更可能にする機能の追加。

(9) 新製品対応。ESMPRO/AC for Linuxのオプション製品としてリリースした以
    下の製品に対応する機能を追加。

    ESMPRO/ACBlade管理オプションVer3.1(Linux版)

    *上記(1)〜(9)までの機能強化は、ESACLINUX-031-005 で
      提供済みです。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.15)

(10)AC Management Console機能の強化。
   ・AMC起動時は、第1階層の電源制御グループのみをツリー表示するように
     改善。
   ・サーバ/UPSの稼動状態、設定情報をCSV形式のファイルに出力する機能を
     追加。

(11)新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Linux 7.3
      Miracle Linux Standard Edition Version2.1
      Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE

    <従来(ESACLINUX-031-005)までのサポート>
      Red Hat Linux 6.1 / 6.2 / 7.1 / 7.2
      Miracle Linux Standard Edition Version1.0 / 1.1 / 2.0
      TurboLinux Server 6.1 / 6.5 / 7

(12)16文字以上のホスト名を持つシステムでの回避処理。
    従来、サーバのホスト名が16文字以上の場合(ドメイン名は含まない)に
    は、運用不可でした。今回 /etc/hosts に15文字以下のエイリアス名を設
    定すれば、ESMPRO/ACはその15文字以下のエイリアス名をサーバのホスト名
    として扱います。16文字以上のホスト名で運用する場合、制御端末のAC 
    Management Console にサーバを登録する際に、15文字以内のエイリアス名
    を登録してください。


    *上記(1)〜(12)までの機能強化は、ESACLINUX-031-006 で
      提供します。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.16)

(13)新製品対応
    ESMPRO/AC for Linuxのオプション製品としてリリースした以下の製品に対応
    する機能を追加。

      ESMPRO/AC AdvanceVer3.3(Linux版)

(14)以下のシェルスクリプトを追加
    ■/usr/local/AUTORC/log_save.sh(ログ採取用シェルスクリプト)
      このシェルスクリプトを実行すると、ESMPRO/ACログ、シスログを圧縮します。
      /opt/nec/wbmc/adm/service/ESMPRO_ACEnterprise/esmaclog.tar.gz
    障害発生時に本シェルスクリプトをご利用ください。
    (Web環境が利用可能な場合には、Webからのログ採取も利用可能です。)


    *上記(1)〜(14)までの機能強化は、ESACLINUX-031-007 で
      提供します。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.17)

(15)新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0

(16)冗長UPS構成対応。
    一台のサーバに n 台の UPS を接続する冗長 UPS 構成において、n 台中何台の
    UPS が稼動する必要があるかを指定する機能を追加。

(17)ESMPRO/AC GUIの機能強化
  ・リブート設定の複数曜日登録に対応
  ・スケジュール作成後、反映漏れを防止するための警告メッセージを追加
  ・監視要因等、各メニューをOKで終了した場合、反映漏れを防止するための警告メッセージを追加
  ・監視要因メニューを終了したときに、投入要因・切断要因のメッセージを表示する
  ・ヘルプファイルにトラブルシューティングの項を追加

(18)AC Management Console機能の機能強化
  ・UPS装置によって、バッテリ温度監視しきい値の初期表示を変更
  ・UPSのSNMP設定情報のリスト表示対応。
     (「SNMP設定情報の採取」を行うことでUPSが持つ設定パラメータのリスト表示が可能になります)
  ・SNMP設定情報の採取、情報の上書き時に失敗した場合にメッセージを表示。
  ・AMCからサーバ接続する場合にhostsファイルへサーバ名、IPアドレスを登録することで
    名前解決に対応
  ・グループポリシー情報変更時、関連するグループのグループポリシーを一括変換する。
  ・サーバ情報画面を閉じた直後にAPエラーが発生する場合がある件を修正。
  ・タイトルバー表示から Enterpriseを削除。
  ・SNMP設定情報の採取ボタン、情報の上書きをSNMPで実行ボタンを押下後、処理が完了
    するまで、砂時計を表示させる。
  ・通信コードの設定が即時に有効にする。
  ・SNMP通信時のデータタイプ: ASN_RFC1155_IPADDRESS のパターン処理追加
  ・「SNMP設定情報の採取」を行うことで電源異常確認時間等の設定値が元に戻る件修正
  ・Windows Server2003環境でSNMPアクセスの性能向上
  ・BladeServerに対して、Advance Option modeのチェックを操作すると、リモート起動用の
    設定が削除される場合がある件修正
  ・ブレードサーバ構成編集画面をキャンセルで終了した場合も、AMC画面を起動するよう修正
  ・AMC画面からサーバシャットダウン操作を行った後の画面切り替え処理の性能向上


    *上記(1)〜(16)までの機能強化は、ESACLINUX-031-009 で
      提供します。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.19)

(19)Express5800/120Ba-4, 110Ba-e3 のブレードサーバ電源制御機能対応


    *上記(1)〜(23)までの機能強化は、ESACLINUX-031-00A で
      提供します。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.1a)

(20)CLUSTERPROによるクラスタ環境における共有ディスクの電源状態取得処理を強化。

(21)UPSのOFF時刻がOFF予定時刻を超えた場合の電源制御処理を改善。

(22)AC Management Console機能による電源管理環境において、
    UPSの電源異常発生によるシャットダウン時に、UPSの状態が停電から復電へ
    切り替わった場合、UPSの状態を正しく認識できず、UPSへのOFF処理が正常に
    行えない場合がある処理を改善。

(23)スケジュール画面におけるスケジュールファイル更新時の警告メッセージ出力処理
    を追加。

(24)AC Management Consoleのヘルプにおいて、「電源装置管理情報」のパラメータ
    を修正。
    AMCヘルプ目次
     →設定画面
      →電源装置管理情報
        ※画面上の「SNMP設定情報」の各種値は推奨値です。
          UPSの設定の際に参考値としてご利用ください。

(25)AC Management Console機能の強化(無停電電源装置5000VA対応)。
  ・オプション設定画面を追加。
  ・電源装置メニューに表示する UPS パラメータのデフォルト値の見直し。

(26)リモートUPS制御コマンド(ac_e_ups.exe)のON要求処理の改善。


(27)AC Management Console機能の強化。
    ・電源装置/連動装置、制御端末、連動端末メニューにおいて、
      登録されたコンピュータ名、IPアドレス、UPS名の二重登録チェック処理を追加。
    ・連動装置に新規でUPSを登録した場合の電源異常確認時間デフォルト値を
      60秒->30秒へ変更。

(28)AC Management Console および リモートUPS制御コマンド(AC_E_UPS.EXE)が
    使用するSNMP通信用DLL(AMCSNMP.DLL)の強化
    ・ログ機能を追加。
    ・SNMP通信のタイムアウト時間、リトライ回数を変更できる機能を追加。

(29)マルチサーバ構成データ編集からのデータファイル送信処理において、
    ReadOnly属性ファイルが転送された場合でも、ファイル属性を適切な値に
    変更して送信する処理を追加。

(30)リモートUPS制御コマンド(AC_E_UPS.EXE)のログ機能強化。

(31)新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4.0 (x86/EM64T)

(32)AC Management Consoleの「オプション」メニューにおける「リモートウェイク
    アップ」の「起動要求開始待ち合わせ時間」最大値を1500秒へ変更。

    *上記(1)〜(32)までの機能強化は、ESACLINUX-031-00B で
      提供します。(ESMPRO/AC for Linux Ver3.1b)




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本 Update 媒体適用時の注意事項
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システム構成内に、Windows制御端末(ESMPRO/AC + ESMPRO/AC Enterprise)が
存在し、下記の表の「組み合わせ可否」=「利用不可」に該当する場合、
Windows制御端末にも Update が必要です。
必ず適用くださるようお願いいたします。
(ESS  RL2002/06 以降のRURまたは、Update ESMARC-032-00C以降 の適用が必要)
+------------+-------------------------------------+------------------+
| <制御端末> | ESS RL2002/03                       | ESS RL2002/06    |
| ESMPRO/AC  | or                                  | or               |
| +          | ESMARC-032-00B                      | ESMARC-032-00C   |
| ESMPRO/AC  | 以前のバージョン                    | 以上のバージョン |
| Enterprise |                                     |                  |
| (Windows版)|                                     |                  |
+------------+------------------+------------------+------------------+
| <制御端末> | Ver3.15          | Ver3.16          | 全バージョン     |
| ESMPRO/AC  | 以前のバージョン | 以上のバージョン |                  |
| for Linux  |                  |                  |                  |
+------------+------------------+------------------+------------------+
| 組み合わせ | 利用可能         | 利用不可         | 利用可能         |
| 可否       |                  |                  |                  |
+------------+------------------+------------------+------------------+
※ESMPRO/AC = ESMPRO/AutomaticRunningController
※ESMPRO/AC for Linux = ESMPRO/AutomaticRunningController for Linux


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【商標および著作権】
本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。
*Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標または商
 標です。
*TurboLinuxは、TurboLinux,Inc.の商標です。 
*Red Hatは、Red Hat, Inc.の登録商標です。
*その他記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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