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Express5800シリーズ
Express5800/MailWebServer(N8100-729) Management Console Ver4.2-4
リリースノート
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日本電気株式会社
2002年11月
【目次】
1.ソフトの紹介
2.対象機種
3.インストール方法
4.使用方法
5.注意・制限事項
6.改版履歴
7.添付ファイル
8.商標および著作権
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1.ソフトの紹介
本プログラムは、Express5800/MailWebServer(N8100-729)の設定管理ツール(Management Console)のアップデートモジュール Ver4.2-4です。
2.対象機種
Express5800/MailWebServer(N8100-729)
3.インストール方法
「Express5800/MailWebServerパッチ適用手順書」を参照し、次のRPMをインストールして下さい。
・wbmcap-4.2-4.noarch.rpm
4.使用方法
使用方法については、ヘルプ画面を参照してください。
5. 注意・制限事項
5.1 共通の注意・制限事項
・本アップデートモジュールをインストールする前に、Express5800/MailWebServer(N8100-729)
ManagementConsole Ver4.2-2(wbmcap-4.2-2.noarch.rpm)以降のバージョンの Management Console が
インストールされている必要があります。
・適用時は、アップデートモジュール適用作業以外でのサーバへのアクセスは行わないようにして下さい。
・適用時は、スケジュールによるバックアップが動作しないことを確認してください。
・本アップデートモジュールの適用により、以下の設定が初期化されます。
□SNMPのコミュニティ
本アップデートモジュール適用後、必要に応じて再設定を行って下さい。
□Samba を利用したバックアップのローテートナンバー
バージョン 4.2-2 以前のバージョンからのアップデートの場合、
本アップデートモジュール適用後、バックアップのローテートナンバー
がリセットされてバックアップファイル 1 から上書きになります。
・2GB 以上のバックアップ対象がバックアップ可能になりましたが、
Management Console のバックアップ即実行ではバックアップ対象のサイズが
大きい場合にバックアップ先の書き込み速度とバックアップ対象のサイズに
よっては実行が正常に終了しない場合があります。
(このような場合はスケジュールバックアップ機能を利用してください)
5.2 ロードバランスクラスタ構成での注意・制限事項
・マスタ、スレーブの順で、すべてのMailWebServerへ適用して下さい。
・マスタへの適用前に、マスタのManagement Consoleに接続し、
システム>ロードバランス 画面にて、ミラーリング間隔に ”NO”を設定して下さい。
・適用前に、サービス画面の[停止]ボタンにて、各種サービスを停止して下さい。
※TELNET、FTPサービス以外のサービスについては、再起動によりもとの起動状態に
戻ります。
・適用後に、サーバを再起動して下さい。
※スレーブの再起動は、マスタが起動した状態で行って下さい。
・すべてのMailWebServerへアップデートモジュールを適用後、システム>ロードバランス
画面にて、ミラーリング間隔を設定して下さい。
5.3 フェイルオーバクラスタ構成での注意・制限事項
・すべてのMailWebServerについて稼動サーバに切り替えた状態で適用して下さい。
6.改版履歴
2002.11.4 Ver4.2-4
○問題点対処
(1)バックアップ/リストア
・Samba を利用したスケジュールバックアップが環境によって正常に動作しない
問題に対処
2002.9.3 Ver4.2-3
○問題点対処
(1)ユーザのメールスプールサイズ制限
・ドメイン情報において MAIL(一人分)格納ディスク容量に1023[KB]以下の設定ができない問題に対処
・ユーザ情報において ディスク上限(メールスプール用)に1023[KB]以下の設定ができない問題に対処
・ドメイン情報において MAIL(一人分)格納ディスク容量の最大値を102400[KB]
(メールデーモンが処理可能な最大値)に修正
・ユーザ情報において ディスク上限(メールスプール用)の最大値を102400[KB]
(メールデーモンが処理可能な最大値)に修正
(2)バックアップ/リストア
・ローカルディスクの空き容量以上のバックアップができない
問題に対処
・バックアップファイルのサイズ(圧縮後)が2GBを超える場合の
問題に対処
○機能改善
(1)パッケージ管理
・サポートWEBからのアップデートパッケージ一覧の取得に対応
2001.12.28 Ver4.2-2
○機能改善
(1)メモリー使用量削減
下記の処理実行時のメモリー使用量を削減した
・「システム > ログ管理 > 表示 > 表示結果」のダウンロード処理
・「システム > バックアップ/リストア > リストア > 表示」のダウンロード処理
・「サービス > メールサーバ(sendmail) > ドメイン選択 > メーリングリスト
> ログ表示 > 表示結果」のダウンロード処理
○問題点対処
(1)ドメイン情報
・実ドメイン名変更後、再起動せずにWebMailを使用した場合、変更前のドメイン名
に再変更できない問題に対処
・名前ベースの仮想ドメインでSSLを使用した場合、httpsでWebサーバに正しく接続
できない問題に対処
(2)ユーザ情報
・ホームディレクトリのindex.htmlを削除、またはrenameした場合、ユーザ情報画面
のHP欄が消える問題に対処
(3)ルーティング
・ルーティングテーブルの設定(ホストアドレス指定)において、サブネットマスク
に255.255.255.255以外を指定した場合、設定に失敗する問題に対処
・ルーティングテーブルのルート情報が一部削除できない問題に対処
(4)DNS
・DNSのSOA編集画面において、アンダーバーを含むメールアドレスが指定できない
問題に対処
・管理者のメールアドレスに254文字以上を指定した場合、正しく処理できない問題
に対処
(5)SNMP
・SNMPのコミュニティ一覧にて、デフォルト値が誤って表示される問題に対処
○その他
(1)HELP改善
・「システム > バックアップ/リストア > 編集」のWindowsマシン名の説明に注意
事項を追加
・「ドメイン管理者 > Webサーバ」の仮想パス設定の説明に誤りがあったので訂正
・「サービス > ネームサーバ(named) > Zoneファイル編集 > レコード追加」のPTR
レコードの説明に誤りがあったので訂正
2001.09.05 Ver4.2-1
○機能強化
(1) メール転送機能の使用可否指定機能
・メール転送機能の使用可否をドメイン単位に指定できる機能を追加
(2)Loadbalancerヘルスチェック機能対応
・ロードバランスクラスタ形態時、実ホスト名・実IP に対してhttpアクセスを
可能にした ( Loadbalancer のヘルスチェック機能に対応)
(3)バックアップ/リストア
・メールサーバ(mail-httpd)の設定ファイル( /opt/nec/mail/abook.conf )を
バックアップ/リストア機能の「システム全ファイル(ユーザ環境復旧)」、
「システム、各種サーバの設定ファイル」の対象ファイルに追加
○機能改善
(1) システム管理者の vacation 機能
・システム管理者の vacation 機能を管理者パスワード画面にて設定するように変更
また、一般ユーザ用画面へのシステム管理者のログインを不可に変更
○問題点対処
(1) ユーザ一括登録のHELPにおいて、パラメータ名「パスワード」のパラメータ形式に
対する記述が不適切であった問題に対処
○その他
(1) HELP改善
・ドメイン名変更時のサービス利用に関する注意点が不足していたので追加
(メッセージおよびHELP画面の記述を追加)
・ドメイン情報において、MAIL(一人分)格納ディスク容量(KB)の最大値の記述を追加
・ユーザ情報において、MAIL(一人分)格納ディスク容量(KB)の最大値の記述を追加
2001.08.24 Ver4.1-2
・ユーザ単位のDISK使用量に無制限が設定できない問題に対処
2001.08.01 Ver4.1-1
○機能追加
(1) テープバックアップのスケジュール機能
・テープバックアップの機能にスケジュール機能を追加
(2) ホスト名変更機能
・ドメイン名を変更可能とした
(3) バケーションの日本語ヘッダ対応
・バケーションの日本語ヘッダに対応
(4)ディスクのraid情報表示
・ロードバランス形態時のディスクのraid情報を追加表示
○機能変更
(1)ドメイン情報
・ディスク使用量の指定単位をMBからKBに変更
(2)メールアドレス/メールエイリアス/メーリングリスト
・メーリングリスト名にアンダーバーを指定可能とした
○問題点対処
(1)ログ管理
・ログローテートのcronが重複設定される問題に対処
・スケジュールバックアップ失敗時のログファイルがローテート/表示されない
問題に対処
・ログ履歴ファイル(ドメイン用でないWebサーバ用のアクセス/エラーログ)の
全削除が不正になる問題に対処
(2)バックアップ/リストア
・スケジュールバックアップを使用しない場合に、不正な時刻(70分など)が設定
可能になる問題に対処
・/var/backup ディレクトリが存在しない場合にsambaによるリストアができない
問題に対処
・マスタ切り替え後のシステムのバックアップ情報がミラーリングされる問題に
対処
・Sambaのバックアップでファイル転送中断処理が不正となる問題に対処
(3)パッケージ
・パッケージ適用に成功した際も適用失敗と表示する場合がある問題に対処
・パッケージアップデートにおいて、旧バージョンがアンインストールされない
問題に対処
(4)メールアドレス/メールエイリアス/メーリングリスト
・エイリアス名の先頭が"owner-"の場合、重複してエイリアスが登録される問題
に対処
・実ドメインにて登録されたエイリアス名、メーリングリスト名の末尾が
"_ドメイン名"の場合、仮想ドメインのエイリアス名と重複する問題に対処
・エイリアスの先頭が空白、カンマ、改行の場合、エイリアスメンバの先頭に
カンマが付加される問題に対処
・発信者アドレスのエイリアスのスペースチェックが正しく行われない問題に対処
・エイリアス名に"_自ドメイン名"を複数設定した場合、最初の"_自ドメイン名"
以降が正しく表示されない問題に対処
・実ドメインにてエイリアス名に0(ゼロ)が設定できない問題に対処
・エイリアス名、メーリングリスト名にドットが含まれた場合、重複チェックが
正しく行われない問題に対処
・メーリングリストの登録に失敗した場合、不要なファイルが残る問題に対処
(5)Webアクセス統計情報
・webalizerで編集したWebアクセス統計情報が一部欠落(日単位で欠落)する問題
に対処
・httpsアクセスの統計情報が編集の対象とならない問題に対処
(6)SNMP
・snmpd のログにエラー(bad prefix match parameter "0")が出力される問題に
対処
(7)その他
・HELP画面の日本語が一部文字化けする問題に対処
・文字列フィールドにドットが含まれる場合、重複チェックが正しく行われない
問題に対処
7.添付ファイル
・wbmcap-4.2-4.noarch.rpm
8.商標および著作権
本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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