================================================================================
                              Express5800シリーズ
        Express5800/MailWebServer(N8100-729) Management Console Ver4.2-3
                              リリースノート
================================================================================
                                                              日本電気株式会社
                                                                     2002年9月

【目次】
  1.ソフトの紹介
  2.対象機種
  3.インストール方法
  4.使用方法
  5.注意・制限事項
  6.改版履歴
  7.添付ファイル
 8.商標および著作権
--------------------------------------------------------------------------------

1.ソフトの紹介
  本プログラムは、Express5800/MailWebServer(N8100-729)の設定管理ツール(Management
 Console)のアップデートモジュール Ver4.2-3です。

2.対象機種
  Express5800/MailWebServer(N8100-729)

3.インストール方法
  「Express5800/MailWebServerパッチ適用手順書」を参照し、次のRPMをインストールして
  下さい。
    ・wbmcap-4.2-3.noarch.rpm

4.使用方法
  使用方法については、ヘルプ画面を参照してください。

5. 注意・制限事項
5.1 共通の注意・制限事項
 ・本アップデートモジュールをインストールする前に、Express5800/MailWebServer(N8100-729)
    ManagementConsole Ver4.2-2(wbmcap-4.2-2.noarch.rpm)をインストールして下さい。
 ・適用時は、アップデートモジュール適用作業以外でのサーバへのアクセスは行わない
    ようにして下さい。
 ・適用時は、スケジュールによるバックアップが動作しないことを確認してください。
  ・本アップデートモジュールの適用により、以下の設定が初期化されます。
     □SNMPのコミュニティ
    本アップデートモジュール適用後、必要に応じて再設定を行って下さい。

5.2 ロードバランスクラスタ構成での注意・制限事項
 ・マスタ、スレーブの順で、すべてのMailWebServerへ適用して下さい。
 ・マスタへの適用前に、マスタのManagement Consoleに接続し、
  システム>ロードバランス 画面にて、ミラーリング間隔に ”NO”を設定して下さい。
 ・適用前に、サービス画面の[停止]ボタンにて、各種サービスを停止して下さい。
  ※TELNET、FTPサービス以外のサービスについては、再起動によりもとの起動状態に
   戻ります。
 ・適用後に、サーバを再起動して下さい。
  ※スレーブの再起動は、マスタが起動した状態で行って下さい。
 ・すべてのMailWebServerへアップデートモジュールを適用後、システム>ロードバランス
    画面にて、ミラーリング間隔を設定して下さい。

5.3 フェイルオーバクラスタ構成での注意・制限事項
  ・すべてのMailWebServerについて稼動サーバに切り替えた状態で適用して下さい。

6.改版履歴
  2002.9.3 Ver4.2-3
   ○問題点対処
      (1)ユーザのメールスプールサイズ制限
         ・ドメイン情報において MAIL(一人分)格納ディスク容量に1023[KB]以下の設定ができない問題に対処
         ・ユーザ情報において ディスク上限(メールスプール用)に1023[KB]以下の設定ができない問題に対処
         ・ドメイン情報において MAIL(一人分)格納ディスク容量の最大値を102400[KB](メールデーモンが処理可能な最大値)に修正
         ・ユーザ情報において ディスク上限(メールスプール用)の最大値を102400[KB](メールデーモンが処理可能な最大値)に修正
      (2)バックアップ/リストア
         ・ローカルディスクの空き容量以上のバックアップができない
	   問題に対処
         ・バックアップファイルのサイズ(圧縮後)が2GBを超える場合の
           問題に対処
  ○機能改善
      (1)パッケージ管理
         ・サポートWEBからのアップデートパッケージ一覧の取得に対応

  2001.12.28 Ver4.2-2
  ○機能改善
   (1)メモリー使用量削減
    下記の処理実行時のメモリー使用量を削減した
     ・「システム > ログ管理 > 表示 > 表示結果」のダウンロード処理
     ・「システム > バックアップ/リストア > リストア > 表示」のダウンロード処理
     ・「サービス > メールサーバ(sendmail) > ドメイン選択 > メーリングリスト 
       > ログ表示 > 表示結果」のダウンロード処理
   ○問題点対処
   (1)ドメイン情報
    ・実ドメイン名変更後、再起動せずにWebMailを使用した場合、変更前のドメイン名
     に再変更できない問題に対処
    ・名前ベースの仮想ドメインでSSLを使用した場合、httpsでWebサーバに正しく接続
     できない問題に対処
   (2)ユーザ情報
    ・ホームディレクトリのindex.htmlを削除、またはrenameした場合、ユーザ情報画面
     のHP欄が消える問題に対処
   (3)ルーティング
    ・ルーティングテーブルの設定(ホストアドレス指定)において、サブネットマスク
     に255.255.255.255以外を指定した場合、設定に失敗する問題に対処
    ・ルーティングテーブルのルート情報が一部削除できない問題に対処
   (4)DNS
    ・DNSのSOA編集画面において、アンダーバーを含むメールアドレスが指定できない
     問題に対処
    ・管理者のメールアドレスに254文字以上を指定した場合、正しく処理できない問題
     に対処
   (5)SNMP
    ・SNMPのコミュニティ一覧にて、デフォルト値が誤って表示される問題に対処
  ○その他
   (1)HELP改善
    ・「システム > バックアップ/リストア > 編集」のWindowsマシン名の説明に注意
     事項を追加
    ・「ドメイン管理者 > Webサーバ」の仮想パス設定の説明に誤りがあったので訂正  
    ・「サービス > ネームサーバ(named) > Zoneファイル編集 > レコード追加」のPTR
     レコードの説明に誤りがあったので訂正  

  2001.09.05 Ver4.2-1
   ○機能強化
      (1) メール転送機能の使用可否指定機能
        ・メール転送機能の使用可否をドメイン単位に指定できる機能を追加
      (2)Loadbalancerヘルスチェック機能対応
        ・ロードバランスクラスタ形態時、実ホスト名・実IP に対してhttpアクセスを
          可能にした ( Loadbalancer のヘルスチェック機能に対応)
   (3)バックアップ/リストア
        ・メールサーバ(mail-httpd)の設定ファイル( /opt/nec/mail/abook.conf )を
          バックアップ/リストア機能の「システム全ファイル(ユーザ環境復旧)」、
          「システム、各種サーバの設定ファイル」の対象ファイルに追加
  ○機能改善
      (1) システム管理者の vacation 機能
        ・システム管理者の vacation 機能を管理者パスワード画面にて設定するように変更
          また、一般ユーザ用画面へのシステム管理者のログインを不可に変更
  ○問題点対処
      (1) ユーザ一括登録のHELPにおいて、パラメータ名「パスワード」のパラメータ形式に
     対する記述が不適切であった問題に対処
  ○その他
      (1) HELP改善
        ・ドメイン名変更時のサービス利用に関する注意点が不足していたので追加
          (メッセージおよびHELP画面の記述を追加)
       ・ドメイン情報において、MAIL(一人分)格納ディスク容量(KB)の最大値の記述を追加
       ・ユーザ情報において、MAIL(一人分)格納ディスク容量(KB)の最大値の記述を追加

  2001.08.24 Ver4.1-2
    ・ユーザ単位のDISK使用量に無制限が設定できない問題に対処

 2001.08.01 Ver4.1-1
   ○機能追加
   (1) テープバックアップのスケジュール機能
    ・テープバックアップの機能にスケジュール機能を追加
   (2) ホスト名変更機能
      ・ドメイン名を変更可能とした
   (3) バケーションの日本語ヘッダ対応
    ・バケーションの日本語ヘッダに対応
   (4)ディスクのraid情報表示
    ・ロードバランス形態時のディスクのraid情報を追加表示
  ○機能変更
   (1)ドメイン情報
     ・ディスク使用量の指定単位をMBからKBに変更
   (2)メールアドレス/メールエイリアス/メーリングリスト
    ・メーリングリスト名にアンダーバーを指定可能とした
  ○問題点対処
   (1)ログ管理
    ・ログローテートのcronが重複設定される問題に対処
    ・スケジュールバックアップ失敗時のログファイルがローテート/表示されない
     問題に対処
    ・ログ履歴ファイル(ドメイン用でないWebサーバ用のアクセス/エラーログ)の
     全削除が不正になる問題に対処
   (2)バックアップ/リストア
    ・スケジュールバックアップを使用しない場合に、不正な時刻(70分など)が設定
        可能になる問題に対処
    ・/var/backup ディレクトリが存在しない場合にsambaによるリストアができない
     問題に対処
    ・マスタ切り替え後のシステムのバックアップ情報がミラーリングされる問題に
     対処
    ・Sambaのバックアップでファイル転送中断処理が不正となる問題に対処
   (3)パッケージ
     ・パッケージ適用に成功した際も適用失敗と表示する場合がある問題に対処
      ・パッケージアップデートにおいて、旧バージョンがアンインストールされない
     問題に対処
   (4)メールアドレス/メールエイリアス/メーリングリスト
      ・エイリアス名の先頭が"owner-"の場合、重複してエイリアスが登録される問題
     に対処
      ・実ドメインにて登録されたエイリアス名、メーリングリスト名の末尾が
          "_ドメイン名"の場合、仮想ドメインのエイリアス名と重複する問題に対処
      ・エイリアスの先頭が空白、カンマ、改行の場合、エイリアスメンバの先頭に
     カンマが付加される問題に対処
      ・発信者アドレスのエイリアスのスペースチェックが正しく行われない問題に対処
      ・エイリアス名に"_自ドメイン名"を複数設定した場合、最初の"_自ドメイン名"
     以降が正しく表示されない問題に対処
      ・実ドメインにてエイリアス名に0(ゼロ)が設定できない問題に対処
      ・エイリアス名、メーリングリスト名にドットが含まれた場合、重複チェックが
     正しく行われない問題に対処
    ・メーリングリストの登録に失敗した場合、不要なファイルが残る問題に対処
   (5)Webアクセス統計情報
    ・webalizerで編集したWebアクセス統計情報が一部欠落(日単位で欠落)する問題
     に対処
    ・httpsアクセスの統計情報が編集の対象とならない問題に対処
   (6)SNMP
    ・snmpd のログにエラー(bad prefix match parameter "0")が出力される問題に
     対処
   (7)その他
    ・HELP画面の日本語が一部文字化けする問題に対処
    ・文字列フィールドにドットが含まれる場合、重複チェックが正しく行われない
     問題に対処

7.添付ファイル
 ・wbmcap-4.2-3.noarch.rpm

8.商標および著作権
 本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。

 *その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
---------------------------------------------------------------------
   Copyright NEC Corporation 2001-2002