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Express5800シリーズ
Express5800/MailWebServer(N8500-727) Management Console Ver3.3-1
リリースノート
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日本電気株式会社
2001年9月
【目次】
1.ソフトの紹介
2.対象機種
3.インストール方法
4.使用方法
5.注意・制限事項
6.改版履歴
7.添付ファイル
8.商標および著作権
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1.ソフトの紹介
本プログラムは、Express5800/MailWebServer(N8500-727)の設定管理ツール(Management
Console)のアップデートモジュール Ver3.3-1です。
2.対象機種
Express5800/MailWebServer(N8500-727)
3.インストール方法
「Express5800/MailWebServerパッチ適用手順書」を参照し、次のRPMをインストールして
下さい。
・wbmcap-3.3-1.noarch.rpm
・baktar-1.13.13-2.i386.rpm
※適用順序に制限はありません。
※baktar-1.13.13-2.i386.rpm を既にインストール済みであれば、再度インストール
する必要はありません。wbmcap-3.3-1.noarch.rpm のみインストールして下さい。
4.使用方法
使用方法については、ヘルプ画面を参照してください。
5. 注意・制限事項
5.1 共通の注意・制限事項
・適用時は、アップデートモジュール適用作業以外でのサーバへのアクセスは行わない
ようにして下さい。
・適用時は、スケジュールによるバックアップが動作しないことを確認して下さい。
・適用後は、サーバを再起動してください。
・ルーティングの設定を行っていた MailWebServer については、サーバ再起動後に
システム>ネットワーク>ルーティング 画面からルーティングを設定して下さい。
※ ルーティングの再設定はアップデート前のバージョンが 3.1-1 以前の場合のみ
必要です。
5.2 ロードバランスクラスタ構成での注意・制限事項
・マスタ、スレーブの順で、すべてのMailWebServerへ適用します。
・マスタへの適用前に、マスタのManagement Consoleに接続し、
システム>ロードバランス 画面にて、ミラーリング間隔に ”NO”を設定して下さい。
・適用前に、サービス画面の[停止]ボタンにて、各種サービスを停止して下さい。
※TELNET、FTPサービス以外のサービスについては、再起動によりもとの起動状態に
戻ります。
・適用後に、サーバを再起動する際、スレーブの再起動は、マスタが起動した状態で
行って下さい。
・すべてのMailWebServerへアップデートモジュールを適用後、システム>ロードバランス
画面にて、ミラーリング間隔を設定して下さい。
6.改版履歴
2001.09/05 Ver3.3-1
○機能強化
(1)Loadbalancerヘルスチェック機能対応
・ロードバランスクラスタ形態時、実ホスト名・実IP に対してhttpアクセスを
可能にした ( Loadbalancer のヘルスチェック機能に対応)
○問題点対処
(1) ユーザ一括登録のHELPにおいて、パラメータ名「パスワード」のパラメータ形式に
対する記述が不適切であった問題に対処
(2)ユーザ単位のDISK使用量に無制限が設定できない問題に対処
○その他
(1) HELP改善
・ドメイン情報において、MAIL(一人分)格納ディスク容量(KB)の最大値の記述を追加
・ユーザ情報において、MAIL(一人分)格納ディスク容量(KB)の最大値の記述を追加
2001.08/01 Ver3.2-2
○機能強化
(1)ログ管理
・履歴ファイルの削除機能を追加
(2)ユーザ情報
・ユーザ登録時のスケルトンファイルをドメイン毎に指定可能とする機能を追加
○機能改善
(1)メールアドレス/メールエイリアス/メーリングリスト
・メールアドレス/エイリアスメンバに指定可能な文字列(数字、アンダーバー、
スラッシュ等)を追加
・メーリングリスト名にアンダーバーを指定可能とした
(2)FTPログイン
・一般ユーザがFTPログインした際、他のユーザのファイルを参照不可となる様、
FTPログイン時のルートディレクトリを変更
(RPM適用前に登録されているユーザに対しては、RPM適用時に一括して設定を
変更します)
(3)ドメイン情報
・ディスク使用量の指定単位をMBからKBに変更
(4)バックアップ/リストア
・バックアップ/リストア時に使用するコマンドbaktarを別RPMに変更
(baktar-1.13.13-2.i386.rpmのインストールが必要になります)
(5)その他
・システム>名前解決診断において、ホスト名未入力時に警告メッセージを表示
するように変更
○問題点対処
(1)ログ管理
・ログローテートの設定が無効となる問題に対処
・ログ履歴ファイル(ドメイン用でないWebサーバ用のアクセス/エラーログ)の
全削除が不正になる問題に対処
(2)ルーティング
・ルーティング の設定が不正となる問題に対処
※RPM適用により設定ファイルを初期化します。適用後に再度設定を行って
下さい
(3)ユーザ情報
・先頭が-(ハイフン)のパスワードを設定できない問題に対処
・ユーザ名に.(ドット)を含むユーザをドメイン管理者に設定できない問題に対処
(4)バックアップ/リストア
・スケジュールバックアップを使用しない場合に、不正な時刻(70分など)が設定
可能になる問題に対処
・/var/backupディレクトリが存在しない場合にsambaによるリストアができない
問題に対処
・マスタ切り替え後のシステムのバックアップ情報がミラーリングされる問題に
対処
・ロードバランスクラスタ形態時、「システム、各種サーバの設定ファイル」が
バックアップ対象にならない問題に対処
・Sambaのバックアップでファイル転送中断処理が不正となる問題に対処
(5)パッケージ
・パッケージ適用に成功した際も適用失敗と表示する場合がある問題に対処
・パッケージアップデートにおいて、旧バージョンがアンインストールされない
問題に対処
(6)メールアドレス/メールエイリアス/メーリングリスト
・エイリアス名の先頭が"owner-"の場合、重複してエイリアスが登録される問題
に対処
・実ドメインにて登録されたエイリアス名、メーリングリスト名の末尾が
"_ドメイン名"の場合、仮想ドメインのエイリアス名と重複する問題に対処
・エイリアスの先頭が空白、カンマ、改行の場合、エイリアスメンバの先頭に
カンマが付加される問題に対処
・発信者アドレスのエイリアスのスペースチェックが正しく行われない問題に
対処
・エイリアス名に"_自ドメイン名"を複数設定した場合、最初の"_自ドメイン名"
以降が正しく表示されない問題に対処
・実ドメインにてエイリアス名に0(ゼロ)が設定できない問題に対処
・エイリアス名、メーリングリスト名にドットが含まれた場合、重複チェックが
正しく行われない問題に対処
・メーリングリストの登録に失敗した場合、不要なファイルが残る問題に対処
(7)Webアクセス統計情報
・webalizerで編集したWebアクセス統計情報が一部欠落(日単位で欠落)する
問題に対処
・httpアクセスの統計情報が編集の対象とならない問題に対処
(8)SNMP
・snmpd のログにエラー(bad prefix match parameter "0")が出力される問題に
対処
(9)ドメイン情報
・ドメイン削除時にSSLの鍵、証明書が削除されない問題に対処
(10)その他
・HELP画面の日本語が一部文字化けする問題に対処
・文字列フィールドにドットが含まれる場合、重複チェックが正しく行われない
問題に対処
2001.03/09 Ver3.1-1
○機能強化
(1)バックアップ/リストア
・バックアップ実行中(バックアップファイルの圧縮中)の中断機能を追加。
・バックアップ実行中(バックアップファイルの圧縮中)の全エラーメッセージ
表示機能を追加。
・バックアップ実行中(バックアップファイルの圧縮中)に書き込みアクセスエ
ラーのファイルに対してのリトライ機能を追加。
・Sambaのリストアで/var/backup以外でも実行できる機能を追加。
・メールスプールで別のディレクトリにリストア可能とする機能を追加。
(2)ディスク情報
・samba、NFSを用いたマウント機能を追加
○機能改善
(1)DNS
・DNSを設定するユーザインターフェースを詳細な設定が可能となるように改善。
(2)ドメイン情報
・ドメイン登録の際、事前にドメイン名のアドレス解決を行わなくても登録可能
となるよう改善。
(3)ユーザ情報・他
・ユーザ名に指定できる文字を制限(大文字指定不可に変更)
7.添付ファイル
・wbmcap-3.3-1.noarch.rpm
・baktar-1.13.13-2.i386.rpm
8.商標および著作権
本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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Copyright NEC Corporation 2001