================================================================================             Express5800シリーズ Express5800/MailWebServer(N8100-729) MailWebServer(N8100-729)アップデートモジュール Rel1.4 リリースノート ================================================================================ 日本電気株式会社 2002年03月 第二版 2002年07月 【目次】 1.ソフトの紹介 2.対象機種 3.インストール方法 4.使用方法 5.注意・制限事項 6.改版履歴 7.添付ファイル  8.更新履歴  9.商標および著作権 -------------------------------------------------------------------------------- 1.ソフトの紹介 この「MailWebServer(N8100-729)アップデートモジュール」は、 Express5800/MailWebServer N8100-729用のアップデートモジュール Rel1.4です(以下 「本アップデートモジュール」といいます)。 本アップデートモジュールには複数のパッケージが含まれています。 詳細は「6.改版履歴」を参照下さい。 2.対象機種 Express5800/MailWebServer (N8100-729) 3.インストール方法  以下の手順で、本アップデートモジュールの解凍とインストールを行って下さい。 ここでは例として作業用ディレクトリを/tmpとしますが、ご使用の環境に合わせて 適宜読みかえて下さい。 【解凍手順】  (1)本アップデートモジュールをMailWebServerの/tmpディレクトリにダウンロード    します。 (2)MailWebServerにtelnetします(login名:admin)。    ログイン後、suコマンドでroot権限を取得します。 (3)/tmpディレクトリにて以下のコマンドを実行し、本アップデートモジュールを解凍    します。 # tar -xzf MailWebServerN8100-729_UpdateModule.tgz    /tmpディレクトリに以下のファイルが作成されます。    ・MailWebServer_UpdateModule.pl    ・InstallFileList.txt    ・MailWebServer_UpdateRPM.tgz 【インストール手順】  (1)システム環境のバックアップ   Management Consoleの[バックアップ]画面で以下のディレクトリを   個々に指定してバックアップします。    ・/etc/httpd    ・/etc/snmp    ・/etc/ssh    ・/home/httpd    ※通常必要ありませんが、パッケージインストール失敗時に必要になりますので、     必ず行って下さい。  (2)サービスの停止   Management Consoleの[サービス]画面からすべてのサービスを停止させます。 (3)アップデートモジュールの適用   /tmpディレクトリにて以下のコマンドを実行します。 # perl MailWebServer_UpdateModule.pl   ※コマンドの実行は、telnetからroot権限で行って下さい。    コマンドを実行すると本アップデートモジュールに含まれるパッケージがインス    トールされます。 (4)システムの再起動   システムを再起動します。  (5)サービスの起動   Management Consoleの[サービス]画面から以下のサービスを必要に応じて起動します。   ・メールサーバ(mail-httpd)   ※上記のサービスはシステムを再起動しても自動的に起動されません。    サービスを起動される場合は、併せて、[サービス]画面の「OS起動時の状態」を「起動」    に変更して下さい。(次回のシステム起動から自動的に起動されるようになります)  (6)後処理   /tmpディレクトリにて以下のコマンドを実行し、不要になったファイルを削除します。 # rm MailWebServerN8100-729_UpdateModule.tgz   # rm MailWebServer_UpdateModule.pl   # rm InstallFileList.txt   # rm MailWebServer_UpdateRPM.tgz 4.使用方法 5. 注意・制限事項  ・本アップデートモジュールをインストールする前に、Express5800/MailWebServer(N8100-729) ManagementConsole Ver4.2-2(wbmcap-4.2-2.noarch.rpm)をインストールして下さい。 ・MailWebServer (N8100-729)アップデートモジュール Rel1.0 〜 Rel1.3 を インストール後に本アップデートモジュールをインストールして下さい。 ・本アップデートモジュールのインストール手順は、「3.インストール方法」の   【インストール手順】に従って行って下さい。それ以外の方法でインストールされた   場合の動作は保証いたしません。  ・ロードバランスクラスタ構成の場合、すべてのMailWebServerについて本アップデート モジュールをインストールして下さい。  ・フェイルオーバクラスタ構成の場合、すべてのMailWebServerについて稼動サーバに   切り替えた状態で本アップデートモジュールをインストールして下さい。  ・SNMPのコミュニティを設定されている場合は、本アップデートモジュール適用後に   再設定を行う必要があります。インストール前にManagement Consoleの[サービス]   -> [ネットワーク管理エージェント(snmpd)]画面での設定内容をご確認の上、インスト   ール後に再設定を行って下さい。なお、ESMPRO単独でご使用の場合には修正の必要は ありません。SNMPのコミュニティ設定に関して、"public 127.0.0.1 システム"の設定 は、今回のパッチに包含されているので設定不要です。 6.改版履歴(改善項目) 2002/03/19 Rel1.4 (1)セキュリティホールに対応   at-3.1.8-9.i386.rpm     ローカル・ユーザーによるroot権限奪取   rsync-2.4.6-3.i386.rpm    ローカル・ユーザーによるroot権限奪取   apache-1.3.22-2.i386.rpm   アクセスログの改竄 openldap-2.0.23-1.i386.rpm  オブジェクトの属性を変更されてしまう問題   ucd-snmp-4.2.3-1.i386.rpm   SNMPのサービス停止   openssh-2.9p2-7.1.i386.rpm  ローカル・ユーザーによるroot権限奪取   php-3.0.18-9jaJP.i386.rpm   buffer overflowによるroot権限奪取                  PHPの設定情報取得  ※下記のパッケージは、本アップデートモジュールに含まれるパッケージに依存するものです。   本アップデートモジュールインストール時に下記のパッケージもインストールされます。    apache-manual-1.3.22-2.i386.rpm    mod_ssl-2.8.5-2.i386.rpm    popt-1.5-15.i386.rpm    rpm-3.0.6-15.i386.rpm    openldap-libs-2.0.23-1.i386.rpm    openldap-servers-2.0.23-1.i386.rpm    cyrus-sasl-1.5.24-15.i386.rpm    cyrus-sasl-devel-1.5.24-15.i386.rpm    mail-httpd-1.2-2.i386.rpm    php-manual-3.0.18-9jaJP.i386.rpm    php-ldap-3.0.18-9jaJP.i386.rpm    openssh-clients-2.9p2-7.i386.rpm    openssh-server-2.9p2-7.1.i386.rpm    ucd-snmp-devel-4.2.3-1.i386.rpm    ucd-snmp-utils-4.2.3-1.i386.rpm (2)問題点対応 ・ロードバランサ構成時、以下のエラーメッセージが出力される問題に対処しました。 "設定ファイル(/etc/opt/nec/cluster_hostname)の書き込みに失敗しました。" (3)機能強化    ・openssh-2.9p2-7.1より、セキュアシェル(SSH)のSSH2に対応しました。     詳細は次の通りです。   ○Express5800/MailWebServerがクライアントになる場合    ・SSH1またはSSH2が使用可能です。      ・プロトコルバージョンを指定しない場合の既定値はSSH2です。       (但し、root権限で使用する場合の既定値はSSH1です)      ・SSH1ではRSA認証、SSH2ではDSA認証を使用します。    ○Express5800/MailWebServerがサーバになる場合     ・SSH1またはSSH2が使用可能です。      ・SSH1ではRSA認証、SSH2ではRSA/DSA認証が使用できます。 7.添付ファイル  本アップデートモジュールには以下のファイルが含まれています。 ・MailWebServer_UpdateModule.pl 2002/03/19 15998byte   本アップデートモジュールに含まれるパッケージをインストールするためのスクリプトです。 ・InstallFileList.txt 2002/03/19 628byte   スクリプトが参照するシナリオファイルです。  ・MailWebServer_UpdateRPM.tgz 2002/03/19 8858290byte   パッケージの集合です。スクリプト実行時に自動的に解凍されます。 8.更新履歴 2002/03 初版 2002/07 第二版 5. 注意・制限事項に追記 9.商標および著作権  本アップデートモジュールに含まれるソフトウェアの著作権は 「Free Software Foundation, Inc.」 が有しています。 -------------------------------------------------------- Copyright (C) 1989, 1991 Free Software Foundation, Inc. なお、日本電気株式会社で変更した部分の著作権は日本電気株式会社が有しています。 -------------------------------------------------------- Copyright NEC Corporation 2002