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   ESMPRO/AC Enterpriseマルチサーバオプション Ver3.09(Linux版)
              (UL4008-001,UL4008-002) 
                Update(ESACM-030-009)
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【ソ フ ト 名】  ESMPRO/AC Enterpriseマルチサーバオプション Ver3.09
                (Linux版) (UL4008-001,UL4008-002)
                          Update(ESACM-030-009)
【登  録  名 】  ACM30LX.EXE
【著 作 権 者】  日本電気株式会社
【対 応 機 種】  Express5800/50,100,300シリーズ
【対象ユーザ 】  ESMPRO/AC Enterpriseマルチサーバオプション Ver3.0
                (Linux版)をお使いになるお客様
【ソフト種別 】  アプリケーション
【作 成 方 法】  自己解凍形式
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【ソフトの紹介】
  ◇TurboLinux Server 日本語版 6.1 / 6.5 / 7
  ◇Red Hat Linux 6.1/6.2J プロフェッショナル改訂版/7.1/7.2/7.3
  ◇Miracle Linux Standard Edition Version1.0/1.1/2.0/2.1/3
  ◇Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE
  ◇Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1/3/4
  が動作するExpress5800サーバを、外付け無停電電源装置 (UPS)を使用して、
  電源ON/OFF制御運用を自動化するESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプシ
  ョン Ver3.0(Linux版) に 機能修正を行うソフトです。
  なお、ご使用にあたり、以下のソフトウェアのご使用条件を充分にお読みく
  ださい。
  本使用条件にご同意いただけない場合には、本ソフトウェアをダウンロード
  なさらないでください。本ソフトウェアをダウンロードされた場合には、本
  使用条件にご同意いただいたものとします。
【ソフトウェアのご使用条件】
  日本電気株式会社(以下「弊社」といいます。)は、本使用条件とともにご提
  供するソフトウェア・プログラム(以下「許諾プログラム」といいます。)を
  日本国内で使用する権利を、下記条項に基づきお客様に許諾し、お客様も下
  記条項にご同意いただくものとします。お客様が期待される効果を得るため
  の、許諾プログラムの選択、許諾プログラムの導入、使用および使用効果に
  つきましては、お客様の責任とさせていただきます。
1.期間
 (1)本使用条件は、お客様が本ソフトウェア製品を、お受け取りになった日に
    発効します。
 (2)お客様は、1ヶ月以上前に、弊社宛て書面により通知することにより、い
    つにても本使用条件により許諾される許諾プログラムの使用権を終了させ
    ることができます。
 (3)弊社は、お客様が本使用条件のいずれかの条項に違反されたときは、いつ
    にても許諾プログラムの使用権を終了させることができるものとします。
 (4)許諾プログラムの使用権は、本使用条件の規定に基づき終了するまで有効
    に存続します。
 (5)許諾プログラムの使用権が終了した場合には、本使用条件に基づくお客様
    のその他の権利も同時に終了するものとします。お客様は、許諾プログラ
    ムの使用権の終了後直ちに、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、
    ならびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を破
    棄するものとします。
2.使用権
 (1)お客様は、許諾プログラムをお客様がお持ちの
  ◇TurboLinux Server 日本語版 6.1 / 6.5 / 7
  ◇Red Hat Linux 6.1/6.2J プロフェッショナル改訂版/7.1/7.2/7.3
  ◇Miracle Linux Standard Edition Version1.0/1.1/2.0/2.1/3
  ◇Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE
  ◇Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1/3/4
    を使用している弊社Expressサーバ Express5800/50,100,300シリーズにお
    いてのみ使用することができます。
 (2)お客様は、前項に定める条件に従い日本国内においてのみ、許諾プログラ
    ムを使用することができます。
3.許諾プログラムの複製、改変および結合
 (1)お客様は、滅失、毀損等に備える目的でのみ許諾プログラムを1部複製す
    ることができます。ただし、許諾プログラムを固定メモリに組み込んだと
    きにはこの限りではありません。この場合、お客様は、許諾プログラムの
    記憶媒体を滅失、毀損に備える目的でのみ保管することができます。
 (2)お客様は、許諾プログラムのすべての複製物に、許諾プログラムに付され
    ている著作権表示およびその他の権利表示を付すものとします。
 (3)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムの使
    用、複製、改変、結合、書籍雑誌やネットワークへの転載またはその他の
    処分を行うことはできません。
 (4)お客様は、いかなる場合であっても許諾プログラムとともに提供されたマ
    ニュアル等の関連資料を複製、書籍雑誌やネットワークへ転載することは
    できません。
 (5)本使用条件は、許諾プログラムに関する無体財産権をお客様に移転するも
    のではありません。
4.許諾プログラムの移転等
 (1)お客様は、下記の全ての条件を満たした場合に限り、本使用条件に基づく
    お客様の権利を譲渡することができます。
  (イ)お客様が本使用条件、許諾プログラムおよびそのすべての複製物、なら
      びに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を譲渡
      し、これらを一切保持しないこと。  
  (ロ)譲受人が本使用条件に同意していること。
 (2)お客様は、本使用条件で明示されている場合を除き、許諾プログラムまた
    はその使用権の第三者に対する再使用許諾、譲渡、移転またはその他の処
    分をすることはできません。
5.逆コンパイル等
  お客様は、許諾プログラムをリバース・エンジニア、逆コンパイルまたは逆
  アセンブルすることはできません。
6.保証の期限
 (1)弊社は、許諾プログラムに関していかなる保証も行いません。許諾プログ
    ラムに関し発生する問題はお客様の責任および費用負担をもって処理され
    るものとします。
 (2)前項の規定にかかわらず、弊社が許諾プログラムの誤り(バグ)を修正した
    ときは、弊社は、自己の裁量により、かかる誤りを修正したプログラムも
    しくは修正のためのプログラム(以下、これらのプログラムを「修正プロ
    グラム」といいます。)または、かかる修正に関する情報を弊社が定める
    方法により提供することがあります。お客様に提供された修正プログラム
    は許諾プログラムとみなします。
7.責任の制限
  弊社は、いかなる場合も、お客様の逸失利益、特別な事情から生じた損害(
  損害発生につき弊社が予見し、または予見し得た場合を含みます。)および
  第三者からお客様に対してなされた損害賠償請求に基づく損害について一切
  責任をおいません。
8.その他
 (1)お客様は、いかなる方法によっても許諾プログラムおよびその複製物、な
    らびに許諾プログラムとともに提供されたマニュアル等の関連資料を日本
    国から輸出してはなりません。
 (2)本使用条件にかかわる紛争は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所と
    して解決するものとします。
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Updateの対象となるバージョン
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  本ソフトウェアによって機能修正が必要な条件は以下のとおりです。

  (1) または (2) に該当する場合に必要です。

  (1) 2003/03/31 以前に、本製品(ESMPRO/AC Enterpriseマルチサーバオプシ
      ョン)をご購入されたお客様

  (2) ESMPRO/AC Enterpriseマルチサーバオプション をインストールしたサー
      バにて、rpm コマンドを実行してバージョンを確認します。

      rpm -q esmacent
      rpm -q esmacent_update
    
    <rpm コマンドの実行結果の例1>
      package esmacent is not installed
      package esmacent_update is not installed
      (上記結果はインストールされていないことを示します。)

    <rpm コマンドの実行結果の例2 >
      esmacent-3.0-1.0                   → Ver3.00
      esmacent_update-3.01-1.0           → Ver3.01
      (上記結果は、それぞれのバージョンがインストールされていることを
        示します。)

      上記コマンドの実行結果により、3.09 未満のバージョンがインストールされ
      ている場合に Update が必要です。
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インストール手順
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  以下の手順で、本ソフトウェアの解凍とインストールを行って下さい。
【解凍手順】
  (1) ACM30LX.EXEをハードディスクの適当な場所にダウンロードします。
      (ここでは例としてダウンロード先をC:\ESMACフォルダとします。)
  (2) [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリ
      ックします。
  (3) 名前の欄に"C:\ESMAC\ACM30LX.EXE"と半角で入力し、[OK] ボタンをク
      リックします。
  (4) 解凍用の画面が表示されます。そのまま[解凍]ボタンをクリックする
      と、以下の2つのファイルが作成されます。

      C:\ESMAC\esmacent_update-3.09-1.0.i386.rpm
                                             アップデート用rpmファイル
      C:\ESMAC\ESMACENT_30LX-UP200602.pdf    アップデート手順書
                                                       (pdfファイル)

  解凍されたアップデート手順書は、Acrobat Reader でご覧になれます。
  アップデート手順書にしたがって、UPDATEの適用を行って下さい。
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障害内容
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(1) Linuxサーバのネットワーク設定により、ホスト名.ドメイン名が正しく設
    定できていない環境の場合、ホスト名認識が正しく行われず、ESMPRO/AC 
    がインストールされた制御端末からの認識ができなくなる問題を修正。

(2) 設定ファイルへの書き込み処理において同じパラメータを複数回書き込ん
    でしまう問題を修正。

(3) Web版設定GUIの機能改善
    ・起動ジョブの登録画面
    ・ネットワーク情報(MACアドレス、IPアドレス、ネットマスク)表示

(4) ESMRPO/ACサービスの機能改善
    ・ESMPRO/ACによるシャットダウン処理を開始する前処理においてプロセス
      生成処理のリトライ処理を追加することで、安定動作の向上を図った。

(5) ESMPRO/ServerAgentの通報機能に対応するための通報テーブルのフォーマット
    に一部問題があり、正常にイベントを通報ができなくなる場合があるのを修正。


    *上記(1)〜(5)までの機能強化は、ESACM-030-006 で
      提供します。(ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション Ver3.06)

(6)ESMPRO/ACと連携するソフトウェア(CLUSTERPRO、ESMPRO/JMSS)やESMPRO/ACの
   シャットダウンコマンド、AC GUI等からシャットダウン要求が発生した時に、
   シャットダウンリブートを行われる場合がある問題を修正。

(7)CLUSTERPROによるクラスタ環境において、自動運転によるシャットダウンが
   正常に行われない場合がある問題を修正。

    *上記(1)〜(7)までの機能強化は、ESACM-030-009 で
      提供します。(ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション Ver3.09)


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機能強化内容
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(1) CLUSTERPRO for Linux連携機能の強化
  ・CLUSTERPRO for Linux がインストールされた環境で自動運転する場合の
   クラスタシャットダウン実行機能。
  ・CLUSTERPRO マネージャからのシャットダウン指定でUPSのOFF実行機能

(2) Management Console からの操作でシャットダウン操作(「切断条件の成
    立」ボタンの選択)を行う際に、「再起動」または「電源OFF」を選択す
    ることが可能です。

(3) Management Console からの操作でマルチサーバオプションのログファイ
    ルを採取することが可能です。

(4) ESMPRO/AC の AMC(AC Management Console)からのシャットダウン要求
    に対応する機能を追加

(5) 新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Linux 7.1 / 7.2
      Miracle Linux Standard Edition Version1.1 / 2.0
      TurboLinux Server 7

    <従来からのサポート>
      Red Hat Linux 6.1 / 6.2 
      Miracle Linux Standard Edition Version1.0
      TurboLinux Server 6.1 / 6.5

(6) Firewall越えなどの環境での連動端末認識不良時の救済機能の追加。AC 
    Management Console機能において、制御端末と連動端末がFirewallなどで
    分断された環境の場合に、通信の為のパスを個別に設定するなどの作業が
    必要なケースがあるが、これを一部、自動救済する機能を追加する。

    (自動救済可能なケース)
    NAT(Network Address Translation:ネットワークアドレス変換)設定な
    どにより、制御サーバからFirewallを越えた連動サーバには通信が到達で
    きるが、AC Management Consoleで登録した「通信用IPアドレス」では、
    連動サーバから送信したパケットがアドレス変換されてしまい、制御サー
    バに通信が届かないケース。

    (救済方式)
    連動サーバから制御サーバに通信する際に、「通信用IPアドレス」では通
    信が到達していない状況(制御サーバからの「初期化コード」を繰り返し
    受信)では、制御サーバから送信された「初期化コード」の送信元IPアド
    レスを、連動サーバが制御サーバ向けに行う通信の送信先IPアドレスに使
    用する事で、NATなどでのIPアドレスの自動変換ルートに切り替える。

(7) 各種設定ファイルの ESMPRO/AC for Linux との共通化。
    従来マルチサーバオプションの設定ファイルは、
    /usr/local/AUTORC/esmarcsv.ini
    としていたが、ESMPRO/AC for Linux と同じように、
    /usr/local/AUTORC/data/config.apc
   とした。
   (それに伴い、設定ファイル中の各種パラメータも移行した。)

    *上記(1)〜(7)までの機能強化は、ESACM-030-004 で
      提供済みです。(ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション Ver3.04)

(8) AC Management Console機能の強化。
   ・AMC起動時は、第1階層の電源制御グループのみをツリー表示するように
     改善。
   ・サーバ/UPSの稼動状態、設定情報をCSV形式のファイルに出力する機能を
     追加。

(9) 新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Linux 7.3
      Miracle Linux Standard Edition Version2.1
      Red Hat Linux Advanced Server 2.1 powered by MIRACLE

    <従来(ESACM-030-004)までのサポート>
      Red Hat Linux 6.1 / 6.2 / 7.1 / 7.2
      Miracle Linux Standard Edition Version1.0 / 1.1 / 2.0
      TurboLinux Server 6.1 / 6.5 / 7

(10)16文字以上のホスト名を持つシステムでの回避処理。
    従来、サーバのホスト名が16文字以上の場合(ドメイン名は含まない)に
    は、運用不可でした。今回 /etc/hosts に15文字以下のエイリアス名を設
    定すれば、ESMPRO/ACはその15文字以下のエイリアス名をサーバのホスト名
    として扱います。16文字以上のホスト名で運用する場合、制御端末のAC 
    Management Console にサーバを登録する際に、15文字以内のエイリアス名
    を登録してください。


    *上記(1)〜(10)までの機能強化は、ESACM-030-005 で
      提供します。(ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション Ver3.05)


(11)以下のシェルスクリプトを追加
    ■/usr/local/AUTORC/log_save.sh(ログ採取用シェルスクリプト)
      このシェルスクリプトを実行すると、ESMPRO/ACログ、シスログを圧縮します。
      /opt/nec/wbmc/adm/service/ESMPRO_ACEnterprise/esmaclog.tar.gz
    障害発生時に本シェルスクリプトをご利用ください。
    (Web環境が利用可能な場合には、Webからのログ採取も利用可能です。)


    *上記(1)〜(11)までの機能強化は、ESACM-030-006 で
      提供します。(ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション Ver3.06)

(12)新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3.0


    *上記(1)〜(12)までの機能強化は、ESACM-030-007 で
      提供します。(ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション Ver3.07)


(13) 新OS対応。
    以下のOSを新規にサポートする。
    <新規サポート>
      Miracle Linux Standard Edition Version3
      Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4


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本 Update 媒体適用時の注意事項
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システム構成内に、Windows制御端末(ESMPRO/AC + ESMPRO/AC Enterprise)が
存在し、下記の表の「組み合わせ可否」=「利用不可」に該当する場合、
Windows制御端末にも Update が必要です。
必ず適用くださるようお願いいたします。
(ESS  RL2002/06 以降のRURまたは、Update ESMARC-032-00C以降 の適用が必要)
+------------+-------------------------------------+------------------+
| <制御端末> |                                     |                  |
| ESMPRO/AC  | ESS RL2002/03                       | ESS RL2002/06    |
| +          | or                                  | or               |
| ESMPRO/AC  | ESMARC-032-00B                      | ESMARC-032-00C   |
| Enterprise | 以前のバージョン                    | 以上のバージョン |
| (Windows版)|                                     |                  |
+------------+------------------+------------------+------------------+
| <連動端末> | Ver3.03          | Ver3.04          | 全バージョン     |
| ESMPRO/ACEM| 以前のバージョン | 以上のバージョン |                  |
| (Linux版)  |                                     |                  |
+------------+------------------+------------------+------------------+
| 組み合わせ | 利用可能         | 利用不可         | 利用可能         |
| 可否       |                  |                  |                  |
+------------+------------------+------------------+------------------+
※ESMPRO/AC = ESMPRO/AutomaticRunningController
※ESMPRO/ACEM = ESMPRO/AC Enterpriseマルチサーバオプション

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【商標および著作権】
本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。
*Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標または商
 標です。
*TurboLinuxは、TurboLinux,Inc.の商標です。 
*Red Hatは、Red Hat, Inc.の登録商標です。
*その他記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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   Copyright NEC Corporation 2006