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Windows Server 2003 「自動更新」機能による
Service Pack 1 自動ダウンロード開始に関するご注意

 マイクロソフト社では、WindowsServer2003の「自動更新」機能(以下、AU機能と 言います)によるServicePack1(以下SP1)の自動ダウンロードを、7月27日(日本時間) から開始致します。

 今回の自動ダウンロードで、SP1が自動的に適用されることはございませんが、 システムへの影響を確認する前に不用意に適用してしまう可能性が高くなります。 適用にあたっては十分留意戴くとともに、以下の対処をお願い致します。

1.影響範囲とお願い

Windows Server 2003を使用されている環境において、「AU機能を使用」 かつ「SP1未適用」の場合、SP1が自動的にダウンロードされ、以下のように サーバの使用者/管理者が不用意にSP1を適用してしまう恐れがあります。

  • SP1未対応のシステムにSP1を適用してしまう
  • SP1に対応しているシステムにおいても、正規でない手順でSP1を適用してしまう
    (ただし、"ftサーバ"については、差分モジュール(RUR)未適用の状態でのSP1適用は必ず 拒否されます。)
これにより、システムによっては正常に動作しなくなる場合があります。   つきましては、「SP1未適用のWindows Server 2003環境」におきまして、システム のSP1対応状況やお客様の方針に従って、以下の対処を実施いただきますようお願いします。

2.対処方法

A) 7月26日までにSP1の適用が可能な場合

お使いいただいているWindows Server 2003サーバがSP1に対応しているかを以下Webサイトでご確認いただき、既にSP1に対応済みの場合はWebサイトに記載されたれぞれの適用手順に従ってSP1をインストールしてください。

<<各サーバのSP1の対応状況およびSP1適用手順>>
・Express5800シリーズ(1000シリーズを除く)およびiStorage NSシリーズ
http://www.express.nec.co.jp/dload/w2k3sp1/w2k3sp1.html
・NX7700iシリーズ、Express5800/1000シリーズ
http://www.sw.nec.co.jp/products/nx7700i/support/index.html#win

また、SP1の適用の際、ソフトウェアにも影響が出る可能性がありますので、 以下のWebサイトで対応状況や対処方法などをご確認ください。

・Windows関連ソフトウェアをご利用のお客様へ
http://www.ace.comp.nec.co.jp/winos/

※お使いのシステムがSP1にまだ対応していない場合は、 以下Bに従って対処をお願いします。

B) 7月26日までにSP1の適用が困難な場合

1) AU機能の設定を確認してください。 「コントロールパネル」の「自動更新」の設定を確認してください。
※各プラットフォームの出荷時の設定(2006/7/8現在)
  • 「更新を自動的にダウンロードして、インストールの準備ができたら通知する」
    → Express5800/100シリーズ、Blade、ftサーバ、600シリーズ、
        InternetStreamingServer GS、InternetStreamingServer DS(後述の4製品を除く)、
        NX7700iシリーズ、Express5800/1000シリーズ
  • 自動更新無効 → iStorage NSシリーズ
        InternetStreamingServer DSの以下の4製品
        N8100-981, NP8100-981P1, N8100-982, NP8100-982P1
2) 1)の確認において、AU機能の設定が、「更新を自動的にダウンロードして、準備ができたら通知する」または「更新を自動的にダウンロードして、指定したスケジュールでインストールする」になっている場合、以下a)b)のいずれかの方法で対処してください。

a)SP1を自動ダウンロードされないようにする
 万が一の操作ミスを防ぐため、7/26までに以下のいずれかの方法で SP1がダウンロードされることを未然に防いでください。

(方法1)AU機能の設定を変更する
「コントロールパネル」の「自動更新」により、設定変更ができます。
ただし、「自動更新」を「無効」にする場合は、他の更新プログラムも自動更新できなくなりますので、ご注意ください。
(方法2) SP1の「Blocker Toolkit」を適用する
「Blocker Toolkit」によりSP1の自動ダウンロードを一時的にブロックします。
Blocker Toolkitは、以下のサイトからダウンロードしてください。

http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/evaluation/news/bulletins/ws03sp1blockertool.mspx

このツールは、SP以外の更新プログラムはブロックしないため、セキュリティ上有効ですが、Windows Updateに直接アクセスしたり、Software Update Serviceを使っている場合などは、ブロックしないケースがございますので、ご注意ください。
b)自動ダウンロードされた際に、誤ってSP1を適用しないよう注意する
 自動ダウンロードされた後、バルーンもしくはセットアップウィザードが表示されますので、キャンセルボタンや×ボタンを押すか、無視するなどして、SP1の適用を回避してください。 誤ってSP1を適用してしまった場合は、以下を参照して対処ください。

[誤ってSP1を適用してしまった場合の対処方法] <注>
「Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1 差分モジュール(RUR1)」提供済みの Express5800/100(180Rc-4/180Rd-4除く),Bladeサーバシリーズ、およびiStorage NSシリーズは 同モジュールの適用手順書を参照ください。その他のプラットフォームについては、別途上記サイトにてご案内します。

3.関連リンク

− 以上 −