RHEL7.8 Errataカーネル LANドライバ情報
[2022年3月25日現在]

適用手順

以下の手順にしたがいドライバモジュールを適用してください。手順の"#"は、rootユーザで実行するコマンドを示しています。

1. Errataカーネルのインストール確認
   本ドライバモジュールの適用は、RHEL7.8 Errataカーネルがシステムにインストールされた状態で実施する必要があります。以下のコマンドでRHEL7.8 Errataカーネルがインストールされていることを確認してください。

   # rpm -q kernel
   [表示例]
   kernel-3.10.0-1127.el7.x86_64
   kernel-3.10.0-1127.8.2.el7.x86_64

2. ドライバモジュールの適用
   以下の手順でドライバモジュールを適用してください。なお、以下の手順ではi40eドライバ Ver2.11.27を例に説明します。他のドライバ、バージョンを適用する場合は読み替えてください。

   (1) kmod-hp-i40eパッケージを適用します。

   # rpm -Uvh kmod-hp-i40e-2.11.27-2.rhel7u8.x86_64.rpm
   

   (2) 必要に応じて、initramfsイメージファイルを再作成します。
   initramfsイメージファイルをカスタマイズしている場合は、initramfsイメージファイルの再作成が必要です。

   # /sbin/depmod -aF /boot/System.map-3.10.0-1127.8.2.el7.x86_64 3.10.0-1127.8.2.el7.x86_64
   # /sbin/dracut -f /boot/[initramfsイメージファイル名] 3.10.0-1127.8.2.el7.x86_64
   
   ※ 実際の環境のカーネルバージョンに読み替えてください。
   ※ 既存のinitramfsイメージファイルはバックアップすることを推奨します。

3. システムの再起動

   # reboot

4. ドライバモジュールの適用確認
   再起動後に以下のコマンドでドライババージョンを確認してください。

   # cat /sys/module/i40e/version
   [表示例]
   2.11.27

補足事項

• 適用するドライバモジュールが複数ある場合は、都度再起動せずにすべてのドライバモジュールの適用が完了してから再起動しても問題ありません。
• 本ドライバモジュールは、すべてのRHEL7.8 Errataカーネル (3.10.0-1127.8.2.el7 〜 3.10.0-1127.19.1.el7) と互換性があります。そのため、RHEL7.8 Errataカーネル間でカーネルアップデートを行うときにドライバモジュールを適用し直す必要はありません。
• RHEL7.8カーネル (kernel-3.10.0-1127.el7) へ巻き戻す場合は、Starter Packに収録のドライバモジュールを適用する必要があります。「ドライバパッケージのアンインストール手順」を参考に本手順で適用したドライバモジュールをアンインストールしてから、Starter Packを再適用、もしくはStarter Packのpackagesフォルダに収録されているドライバを個別に適用してください。

注意事項

• 重要なデータはドライバモジュール適用前にバックアップすることを推奨します。

ドライバモジュール

ドライバソースコード

修正履歴