ドライバの設定方法(RHEL6系)
Fibre ChannelコントローラとFibre Channelスイッチ間でリンクを確立できない場合は、以下の手順にしたがいドライバのパラメータを設定してください。
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Fibre Channelコントローラとストレージを直接接続している場合は、以下の設定は必要ありません。 |
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Fibre Channelスイッチ接続とストレージ直接接続が混在する場合は、以下の設定は必要ありません。 |
設定手順
- ドライバの設定ファイルの有無確認
(例) |
# grep -l lpfc /etc/modprobe.d/* |
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設定ファイルが存在するとき、以下のように表示されます。 |
[表示例] |
/etc/modprobe.d/lpfc.conf |
- ドライバの設定ファイルに以下の内容を追加
options lpfc lpfc_topology=2
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ドライバの設定ファイルが存在しないときは、/etc/modprobe.dディレクトリ配下に設定ファイルを作成してください。 |
[作成例] |
# echo "options lpfc lpfc_topology=2" > /etc/modprobe.d/lpfc.conf |
- ローダブルモジュールの依存関係ファイルを作成
(例) |
# /sbin/depmod -aF /boot/System.map-2.6.32-131.0.15.el6.i686 2.6.32-131.0.15.el6.i686 |
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お客様環境のカーネルバージョンに読み替えてください。 |
- initramfsイメージファイルを作成
(例) |
# /sbin/dracut -f /boot/[initramfsイメージファイル名] 2.6.32-131.0.15.el6.i686 |
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お客様環境のカーネルバージョンに読み替えてください。 |
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既存のinitramfsイメージファイルのバックアップを推奨します。 |
- OSの再起動
本設定は、OSを再起動後、有効になります。
ストレージ直接接続構成に戻すときは?
Fibre Channelスイッチ接続構成からストレージ直接接続構成に戻すときは、以下の手順にしたがいドライバパラメータ (lpfc_topology) の設定を削除してください。
- [設定手順] の 2. で追加した設定 (options lpfc lpfc_topology=2) を削除してください。lpfc ドライバに他のパラメータも設定している場合は、"lpfc_topology=2" のみ削除してください。
- [設定手順] の 3. 〜 5. を実施してください。
注意事項
- 文中の"#"は、コマンドプロンプトを表しています。
- 本手順は、rootユーザで実施してください。
- Fibre Channelスイッチやディスクアレイ装置は、各々の取扱説明書を参照して、環境に合った設定をしてください。正しい設定になっていない場合は、ディスクアレイ装置を接続しても正しく認識できないことがあります。
修正履歴
2017年8月7日
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設定手順を更新
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2014年12月18日
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スイッチ接続と直接接続混在時の補足説明を追加
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2012年4月24日
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ストレージ直接接続環境に戻すときの手順を追加
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